先月から始まった杉並区S邸のリノベーションプロジェクトですが、お施主様との2度目の打合せに行って参りました。
先回の現地での設備調査と採寸で判ったことを、手直しした図面を見て頂きながらご説明いたしました。赤字記された個所が、大きな変更点になります。
こちらは、設備の問題点をリストにした調査リストです。左側に現調で判った事、右側にその対応策や懸念している点を書いています。事前にお施主様にはお送りしてありましたが、専門的な内容なので、改めて打合せの中でご説明いたしました。
また、新しく取り寄せたフローリングやタイルなどのサンプルも見て頂き、イメージを固めてゆく作業をお施主様と一緒に行いました。写真はユーロデザインハウスのオーク幅広フローリングです。表の単板を乾燥させる際に生じた割れ目に色を付けたパテを埋め込んで、ラフでちょっとアンティーク色のある力強い仕上げになっています。24センチ幅の超幅広な分、価格も超高級ですが、お施主様は一目で気に入ってくださいました(ただし採用できるかは、費用と納期の問題になります…)。
打合せ後には、夕暮れで暗くなった現場に寄って、先日の調査で整合性があっていなかった場所を再度測量致しました。
今、デザイン上一番問題になっているのが、写真の正面に見えるコンクリート壁の扱いで、GLボンドの跡をある程度削ってみた上で、ラフな表情を見せるのか、この上から左官で補修してきれいな壁に補修するか、あるいはボードを張って塗装壁に変更するかで、悩んでいます。