以前から打合せを重ねてきたMAFI(マーフィー)フローリングが現場に届き、床に張られ始めました。下の写真で、部屋中央に積まれている灰色の箱がフローリング材の梱包です。
ユーロデザインハウス経由で、施主支給でお願いしている材料なので、支給する日程や巾240ミリ、長さが2400ミリもある超大型フローリングなので、その搬入経路などに頭を悩ませましたが、支給側と現場(監督の八木さん、お疲れ様でした!)の協力で無事搬入されました。
今回選んだのは、カントリーオーク(Oak Country)というナラ材をベースにしたフローリングで、ひび割れ、節穴、及び大きな節の個所を黒いパテで埋め、更に仕上がりもちょっとザラッとした(ブラッシング加工)独特の風合いを持つ材料です。
フローリングの性質上、コンクロートの壁と接するところには、3ミリ程度のスキマを開けて、黒いゴムを差し込んで、伸縮に対応するようにしています。写真で孔があいている個所は、後日スピーカーの線を取り出すための細工です。
早速張られ始めた様子を見てきましたが、むき出しになったコンクリート壁にも全く負けない強いキャラクター(特徴)を持った仕上がり具合に大いに感動してきました。
本日は造作家具の打合せもありました。こちらで一通り書いた図面を、左側の家具屋さんが実際に作れるように製作図を起こし、それを現場で寸法を大工工事との納まりを考えながら、詰めてゆく作業です。造作家具のデザインが好きなので、どうしても複雑な物を考えがちなのですが、現実を見据えながら、シンプルで使い勝手が良い形に、少しずつ形を変えてゆきました。左が家具屋の大沼さんで、右が青の片岡社長です。
こちらはこれまであまりお見せしていなかった玄関ホールです。正面のLGSで組まれているのが大きな納戸収納です。中に現場用の作業机が置かれている様子は、小さな檻のようでちょっと可哀そうでした。