杉並区のS邸リノベーションプロジェクトも造作工事がほぼ終了し、先日は照明のフォーカシング(シューティングともいうそうです)行って参りました。
僕らもこれまでは、日中に現場に伺うことが多く、暗くなってからこのように照明が点灯された空間を拝見するのは初めての経験で、空間がとても新鮮に感じられました。3日間掛けてくみ上げたキッチンも違和感なく溶け込んでいるダイニングキッチンからリビング方向を望んだアングルです。
照明を調整する作業を照明フォーカシングと言います。フォーカシングは照明計画をデザインして貰った、照明デザイナーの三橋倫子さんにお願いしています。
角度が調整できる照明器具、一つ一つをこのように脚立を立てて調整してゆく作業です。どこに家具を置いて、どのように暮らしてゆくかを想像しながら、光を当てて明るくする部分と光を外してワザと暗くする個所を調整してゆくことで、夜間の空間の見え方が大きく変わってゆきます。
こちらは洗面脱衣室から浴室を望んだアングルです。上がった床の個所と天井に段差がある箇所にはLEDの間接照明を入れています。
こちらの来客用トイレにはやはりLEDの照明とクリプトン球のダウンライトを併用しています。
赤い壁の裏に隠された、シームレスタイプのLED間接照明です。
LEDはまだまだ過渡期にあるので、三橋さんのようなプロの方に相談しないと、
各社の製品のメリットやデメリットがまだまだ判らない状態です。
照明調整が終わった後の記念写真です。左から青の片岡さん、各務、事務所スタッフの渡辺さん、照明デザイナーの三橋倫子さんです。夜遅くまでの作業、どうもお疲れ様でした。