ザ・ライブラリーブランドでお手伝いしてる工事進行中の中央区S邸のお客さまは、武骨ながらカッコよい素材、そしてラフに見えてきちんとディテールがあることを重視する方です。ザ・ライブラリーとして提案した内装材の一つが、セメント系素材のソリドです。建物の外壁材に使えるほどの頑丈さを持ちながら、一枚一枚が違った自然で豊かな表情を持ち、それでいてリーズナブルな価格なこともあって、建築家が設計するデザイン性を重視した戸建て住宅では大人気の素材となっています。ただ、製品精度がそれほど高くないことと、端部がもろいので、そのままではザ・ライブラリーとしては使えないだろうとのこと、金属の目地を間に挟むことで硬質感と光沢を加えてご提案することとなりました。
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まだ施工途中の段階ですが、壁に張ったソリドと金属目地の取り合いディテールを撮影したものがこちらです。セメントからカルシウムが白く滲み出てしまうエフロレッセンス(白華)をわざとデザインに取り込んだラフな素材の隙間にキラリとした光沢感があるステンレス鏡面磨きの目地棒が入ることで、設計側が狙ったデザイン意図がうまく表現できました。
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サンプルでソリドの色味とステンレスの見切り材のサイズを決め、それを展開図に書き込むところまでは簡単でしたが…、
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現場に届いたソリドの梱包を開けて、すべてを一旦箱から出して仮並べします。因みに、これは2層吹き抜けの上階から見下ろした写真です。
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特注で作った見付け5ミリのステンレス鏡面磨きの見切り材とソリドを順番に取り付けていきます。
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ソリドの端部が少し脆いので、ステンレス見切りを1ミリ程勝たせています。
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手慣れた大工さんが一人でソリド、見切り、ソリドと順番に張っていきます。
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