Blog建築家が考える
プレミアムリフォーム・リノベーション

Architects think of Premium Reform & Renovation

高級マンションリフォーム・リノベーションの設計とデザインについて。
そのプロセスとノウハウを余すところなく公開しています。

大理石張りの柱型とスチール製の飾り棚

ザ・ライブラリー

ザ・ライブラリーのブログの紹介です。
メゾネットリノベーションの中央区S邸の下階の第一期工事の一つの山場の柱型の大理石張りが終ったとの現場からの連絡があり確認に行って参りました。

初めて間取り図をS様から見せて頂いた際にも、下階の中央壁際にある柱をどのように見せるかは大きなインテリアデザイン的な判断になるだろうと思っていた要素でした。S様もリビング側には飾り棚を設け、ダイニング側には柱型の前に彫刻を置きたいとのこと、存在感のある仕上げ材になさりたいとのご要望がありました。

大理石張りの柱型

当初の設計案では、施工の手間などから考えて大理石柄の大判タイルで検討を進めていましたが、見積り価格が高くなりすぎてしまったので、本物の大理石に代えることになりました。大理石柄タイルは色味や柄のコントロールが楽ですが、本大理石は良いものを見つけるのが難しく、日本と中国の大理石から黒ベースで、白い柄がハッキリと入るものを石屋さんに探して貰いました。

大理石張りの柱型

こちらは事前に鉄工所で作って貰った、飾り棚のフレーム型です。左側の木ベニヤ板で作ってあるのが、現場で大工さんが作ってくれたモックアップで、それをもとに右側の黒い鉄製のものを本番として作って貰いました。

大理石張りの柱型

大理石で作って柱型にピタリと収まった鉄枠です。趣味のアート小物を置くための黒いスチール塗装の棚となりました。
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