ザ・ライブラリーブランドで取り組んでいるメゾネットマンションリノベーションの中央区S邸は、設計のスピード感とコロナ禍でのスタート準備のため、下階と上階で設計及び施工を2つのフェーズに分けて行っています。下階でのペンディング事項(未決事項)がほぼ無くなり、造作家具の取り付けが始まったタイミングで、上階の設計に取り掛かっています。
![フリースタンディングバス&洗面カウンターのある水廻り手書き平面図](http://kagami-renovation.com/wp/wp-content/uploads/2023/02/0a52d4966915514f3df4050cedc1fad8-1024x890.jpg)
メゾネット上階フロアのデザインで目玉となるのはフリースタンディングバスのある水回りです。フリースタンディングバスとは、浴槽を壁や袖壁の中に埋め込まず、仕上がった部屋の中にまるで家具のように据え付けるタイプの浴槽のことです。
今回はリノベーション前の水回りから位置を移動して、洋室だった部屋一室すべてを水回りにする構成となっています。このアイデアは当初からお客さまが持っていたお考えで、初めて伺ったときには、使い勝手の面や、排水の水勾配(床下の排水管の水を淀みなくスムーズに流す勾配)や換気扇のルートのことなどで、実現性は乏しいのではと思っていました。ただ、その後やはりフリースタンディングバスを使っている今のお住まいを拝見したり、Sさまの強い想いを幾度も伺ううちに、何としてもやり遂げたいタスクの一つへと昇華してきました。
とはいえ、洋室1室分の広さの水回りの床すべてをオーダーユニットの防水パンで作ったり、在来工法の防水層を作るのは予算的にも厳しいので、どこまでを防水エリアとして、どのように見切るのかをSさまと何度も打合せをさせて頂きました。
![上階平面図_メゾネットリノベーション中央区S邸](http://kagami-renovation.com/wp/wp-content/uploads/2023/02/ef40247e1091e6f6734823af0ae87f21-1024x919.jpg)
浴槽がフリースタンディングなだけでなく、ダブルボウルのある洗面カウンターも部屋の中央に置いて、周囲を回遊できるようになさりたいとのこと、現地の実寸を見ながら、かなり細かい設計を進めています。
![フリースタンディングバス&洗面カウンターのある水廻り](http://kagami-renovation.com/wp/wp-content/uploads/2023/02/922b3714ef73b576694ad23c3fa5e7c2-1024x704.jpg)
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