ザ・ライブラリーの告知ブログです。
横浜H邸のお客さまのHさまはしばらくお仕事がお忙しいとのことで、メールを通じてのCGのやり取りで設計が進んでいます。

まずは先行して、Hさまが一般向けCGソフトを使って作って送ってくださったリビングダイニングキッチンのCGがこちらです。お仕事が忙しくなると、そのストレス解消のために、無理やり休み時間を作ってこちらのプロジェクトのデザインに没頭してしまうとのことで、デザインの質も、CGの腕もどんどんうまくなってしまうそうです(笑)。

こちらはザ・ライブラリーで作ったほぼ同じアングルのCGです。これまでのお打合せの中で、CG作成依頼費用として55万円(消費税込み)を頂いての作業となります。
ザ・ライブラリーでは、ライノセラスまたはスケッチアップで立体を立ち上げて、D5レンダラーでレンダリングしたCGなので、空気感まで伝わるCGになっていると思いますが、HさまのCGも中々のものですね。

家具などのデータがソフトに入っているとそれなりの精度が出ますが、こちらのキッチンのように大理石のブロックのようなデザインを一般的なCGソフトで作るのはまだまだ難しいようです。

ザ・ライブラリーで作ったCGでキッチンの3つの案を見比べたものがこちらです。アイランドカウンター横の①②③のボタンを押すと、キッチンのデザインが変わるような作りのCGをお見せしたところ、「さすがプロ!」と喜んで頂きました。Hさまが作ったCGと比較すると、一番目立つ違いは大理石の表現でしょうか。壁のモールディングの凹凸感やキッチンの扉同士の隙間や台輪といった細かい表現、あとは外からの自然光の表現(リビングのオットマンの影がアイランドカウンター部分に表れている)などの細かい違いの積み重ねがザ・ライブラリーのCGのリアルさにつながっているのだと思います。ただ、簡単な設計のアイデアから、素人の方でもCGが作れるようになっていることは、僕らプロとしても大きな脅威です!

ザ・ライブラリーCGでは、マンションリノベーションのビフォーとアフターをボタン一つで切り替えることができるのも一つの特徴です。洗面と浴室も同じ天然大理石を使って一体に見せるデザインとなっています。

浴室の内部壁を大理石で仕上げるのはかなりハードルが高いのですが、オーダーユニットバスの東京バススタイルと相談しながら400×850サイズの大判の大理石をアルミで裏打ちしたもので現場張りできないかを検討して貰っています。

Hさまからは、CGをお送りした数日後にCGに直接コメントを書き込んだ添付書類付きのリクエストメールが届くので、僕ら設計施工側でCGだけの手直しで対応するのではなく、造作家具屋さんや石材屋さんと根本的なところから相談して、どう対応するかを検討してゆきます。
以下、続きはザ・ライブラリーブログをご覧ください。

洗面や浴室もこのようなリクエストが届くので、僕ら設計施工側でCGだけの手直しで対応するのではなく、造作家具屋さんや石材屋さんと根本的なところから相談して、どう対応するかを検討してゆきます。
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また、Hさまからは建具をガラス入りのスチール建具にすることは可能かとご質問があったので、まずはこちら側でデザインの候補を事例写真から探してお見せして、

設計担当の岸本が簡単なスケッチを描いた上で、それをCGにしてお送りしています。

リビングから寝室への扉も、当初は目隠しとなる木製建具でしたが、壁全面をスチールサッシと半透明の型板ガラスで作り、真ん中の2枚を固定として、左右のガラスが中央に重なるように一本引きで納めるように調整した案がこちらです。
まだまだデザインや素材を検討すべき箇所は残っていますが、いつまでもCG上でだけの設計を進めるわけにはいかないので、そろそろ概算でのお見積りを作って、より現実的な進め方に落とし込んでゆくタイミングになってきました。