リフォーム計画の取り纏めをお馴染みのリフォームキューにお願いすることになった千代田区番町のビンテージマンションリフォームプロジェクトH邸ですが、幾度かの見積り調整を経て、工事内容を纏めることができました。
当初想定していた工事予算から見積り金額がオーバーしてしまっていたので、以下のような項目を見直しながら、プライオリティー(優先度)をご家族内でお話しして頂きました。
- 造作家具→大工造作→メーカー品の採用
- 仕上げ素材の見直し
- リフォーム範囲の縮小
- 既存で使える建具などの部材の再利用
- 減額の為のデザイン変更
概算用に僕らが描いた造作家具用のスケッチです。キッチン横からユーティリティーへとお子様たちがくぐり抜けられる隠し扉や、明り取りの小窓のデザイン、窓下に工夫した造作ベンチは厳しい見積り削減の中、実施して頂けることになりました。
こちらの素材サンプルで、天然木の突板を一部メラミンに変更することになりましたが、初めから気にって下さっていたスカンジナビアン・リビングの幅広三層オークホワイトオイル仕上げのフローリングは使って頂けることになりました。
Hさまご一家には色々と我慢して頂くことになり、リフォームキューにも最大限の減額で協力して頂くことで、何とか見積り金額を当初の予定金額に近づけることができました。リフォーム工事の着工スケジュールも決まったので、Hさまご一家とリフォームキューの石原さんと坂本さん、皆一緒での記念撮影をさせて頂きました。
こちらはオマケ(?)ですが、ダイニングに入れる2.4メートルのダイニングテーブルの搬入実験の様子です。エレベーターには入らないことが判っていましたが、階段を使えば搬入できるかを、段ボールで実寸で作ったダミーをお子様たちに協力しながら階段室で回転させてみました。あまり余裕はありませんでしたが、何とか搬入できることが分かったので、これまでも幾度かダイニングテーブルを作って貰った広島のマルケイ木工に発注することになりました。