Blog建築家が考える
プレミアムリフォーム・リノベーション

Architects think of Premium Reform & Renovation

高級マンションリフォーム・リノベーションの設計とデザインについて。
そのプロセスとノウハウを余すところなく公開しています。

クレーンを使って外部からの家具搬入

外苑前C邸

お客さまの検査が終わって、幾つかの未成工事と修正工事を終えればお引渡しになる外苑前C邸ですが、お引渡し前までにこちらで発注を掛けたイタリア製家具が届いていたので、それらを搬入設置することとなりました。

通常は、マンションのエントランスホールの大きさ、エレベーターサイズ、廊下や室内での曲がり、更には階段の寸法などを考慮した上で、エレベーターまたは階段での手運びで無理なく搬入できるサイズの家具を選びます。ただ、今回は専有部分の広さの割にはエレベーターも階段もサイズが小さく、お客さまとの家具選定段階から、それらに合わせたサイズの家具を選ぶか、室内空間にフィットした家具で、搬入は外部からクレーンを使うかの判断で、後者で進めることとなっておりました。

具体的にはソファー(B&Bイタリア)とダイニングテーブル(フレックスフォルム)が大きく、この写真のような大きなクレーンを使っての搬入となりました。 それぞれの家具ブランドの担当者には、事前に現場に来てもらい、エレベーターと階段での搬入が難しく、クレーンを使えば電線や樹木などがあっても搬入ができることを確認して貰っておりました。

違う二社ブランドからの搬入となっておりますが、B&Bイタリアとフレックスフォルム社に事前調整して貰い、タイミングを合わせて同じ運送会社で同じクレーンを使って荷揚げをして貰うことができました。
こちらは道路で箱を養生を外して、クレーンでの荷揚げ中のダイニングテーブルの天板です。

リビングのベランダからの搬入となりますが、ベランダの受け取り側だけでも7人が待機して、上がってきた天板を取り込みました。

室内に運び込まれた天板です。

横に天板を仮置きしている間に、脚の部分を組み立てて…、

天板を脚の上に載せて、固定して無事ダイニングテーブルのセッティングが完成です。

ソファの荷揚げは撮影し損ねてしまいましたが、同じB&Bイタリアでお願いしていたラウンジチェアのHUSKは、サイズが小型ですが共用部分の養生が不要になるので、一緒にクレーンで揚げて貰いました。

一体で荷揚げされたソファは、現地で養生を取って、事前に折り畳んで揚げてあったラグの上に設置して貰いました。

因みに、ラグはお願いしているスプリングヴァレー社が軒先渡し(戸建て住宅であれば玄関前、マンションであれば教養エントランスの入り口での受け渡し)でしか対応してくれないとのことだったので、事前に施工をお願いしているリフォームキューに搬入して貰い、そこで検品をしております。

問題が無いことを確認の上、ロールの芯と養生を取り外して折り畳んだ状態で、リフォームキューに現場への搬入をお願いしておりました。

手運びで容易に搬入できた、モルテーニのアウトラインはすでに室内の廊下に並んでいました。

輸入シャンデリア照明の組み立て

こちらも事前に現場に搬入されていたダイニング上のペンダント照明器具(アーテリアーズ)の検品状況です。

輸入シャンデリア照明の梱包

こちらも、このクレーン搬入の前日にリフォームキューの電気屋さんに組み立てて設置して貰っておりました。

一通りの家具、ペンダント照明、ラグの設置が終わった状態での一枚です!
これでひと段落のハズなのですが…、

当日は盛沢山で、その後ブラインドの搬入設置とお客さまも同席して頂いての主寝室のカーテン決めがありました。

リビングダイニングはハンターダグラス社のシルエットシェードを取り付けて貰っています。

いつもカーテンやブラインド類をお願いしているバウハウスの鈴木社長に、こちらで事前に候補を選んでいたカーテンのサンプルを現地に持ってきてもらい、奥さまと一緒に大きめのサンプルで確認して、カーテンを決定させて頂きました。朝イチから夕方までの長時間、現場に張り付いてくれた担当スタッフの竹田さんと神崎さん、どうもお疲れさまでした…。