Blog建築家が考える
プレミアムリフォーム・リノベーション

Architects think of Premium Reform & Renovation

高級マンションリフォーム・リノベーションの設計とデザインについて。
そのプロセスとノウハウを余すところなく公開しています。

中間検査@品川区Y邸

品川区Y邸

先日の木軸の森から、一気にボードが張られた品川区Y邸に、中間検査でお施主さまと一緒に伺って参りました。

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ボードが張られると空間の大きさが実感できることと、スイッチやコンセントの位置を変更できる最後のタイミングなので、この段階で中間検査をするケースが多いのです。

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天井の段差や冷蔵庫カバーもボードやヘベニヤ板が張られることでボリュームとして確認・実感していただくことができたようでうす。

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現場監督の斉藤さんがキッチンの配管を説明してくれている様子です。小学校6年生のご長男も興味深そうに説明を聞いてくれていました。

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廊下部分も枠が取りつき、ボードが張られたことで、部屋のボリュームと繋がりも判ってきました。全てが引き込み戸なので、大工さんの施工も大変そうでした。

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リビングからプライベート廊下への建具は、単純な引き込み戸ではなく、段差がある特殊ケースなので、大工さんと家具屋さん、建具屋さんが打ち合わせながらレールを設置してくれました。

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先日のチェック時に急きょ追加してもらうことになった、収納横の棚も設置されていました。家具屋さんにきちんと作ってもらう棚は結構高価ですが、ランバーコアやベニヤ板といった現場にある材料で箱を組んでもらい、クロスを巻き込んで仕上げるスタイルの家具は、現場監督さんとの交渉で安く作ってもらうことも出来るのです。

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こちらはトイレのボード下地状況です。左側のカウンター下には手洗いの排水管が通っていますね。正面の四角いくりぬきには、トイレットペーパー等を収納するボックス家具を埋め込む予定です。防火区画を家具で貫通してしまう訳にはゆかないので、そのボックスを設置する前に、鉄板を背部に張ってもらうことになっています。

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こちらは冷蔵庫壁の後ろに作ってもらったニッチです。照明スイッチと絡めた、ちょっとしたデザインです。

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玄関三和土(たたき)部分のモルタル下地の状況です。当初はモルタルのままで仕上げる予定でしたが、野球をやっているご長男が泥だらけの靴で帰ってくることがあるとのことで、この上からシートで仕上げることとなりました。折角、左官屋さんがきれいに仕上げてくれたので、このまま使いたかったところですが、残念です。
中間検査の結果、ほぼすべての問題が解決でき、工事についてもご納得頂くことができました。Yさま、そしてK君、お忙しい中どうもありがとうございました!