Blog建築家が考える
プレミアムリフォーム・リノベーション

Architects think of Premium Reform & Renovation

高級マンションリフォーム・リノベーションの設計とデザインについて。
そのプロセスとノウハウを余すところなく公開しています。

木製浴槽と十和田石

伊豆OK別荘

現在工事進行中の伊東の別荘リフォームの現場をスタッフの笠原君が報告してくれました。ここは温泉のある別荘で、伊東市街を見下ろす景色抜群の浴室があり、そこにはお施主様の強い希望で、木製の浴槽を入れることになりました。別荘なので、それほど頻繁には使いませんが、塩分の強い温泉であることを考慮した上で、何社のも木製浴槽メーカーの営業の方に話を聞いた結果、今回はハウス&ハウス社の浴槽を使うことに決定いたしました。決定の要因としては、

  • 価格
  • 施工&メンテナンス体制
  • 木の触感

などが決め手となりました。木製浴槽の定番である、檜(ひのき)ではなく、より緻密な米ひばを使い、さらにセラミックス処理をすることでメンテナンスが楽で、伸縮の少ない、高耐久な木製浴槽となっているそうです。

 木製浴槽

木製の浴槽にマッチして、雰囲気があり、使い勝手も良い材料として、床には、十和田石を選びました。水に濡れると、ほんのり青みがかかり、すべりにくく、吸湿性があり、かつ温かい(ひんやりしない)という素晴らしい素材です。本当は、伊豆で取れる伊豆青石を使いたかったのですが、地元でもほとんど流通していないとの事で、産地違いますが、十和田石を採用しました。

木製浴槽と十和田石の納まり

張られた途端に養生されてしまったので、あまりよく見えませんが、木の浴槽と十和田石、そしてモザイクタイルのマッチングは、
必ず美しくなることでしょう。