「白金台C邸」のアーカイブ

二種類のリフォーム竣工写真

昨年末に工事が終わり、引渡しを終えた白金台のマンションリフォームC邸に写真撮影で伺って参りました。一般に竣工写真といわれるものには二種類のタイプがあるようです。一つは家具が入らない状態で、建築工事が終わったばかりのまっさらな時の写真で、もう一つはお施主様が住みだして、カーテンが取り付いて、家具の位置も決まり、空間の使い方が大体決まった段階での写真です。

家具なし竣工写真

専門の建築雑誌で掲載されている竣工写真は、前者の写真が多く使われているようです。最近は少し傾向も変わってきたようですが、家具や人物が写らないことで、建築家が意図した空間性がよりピュアに表現できることで、この種の写真が好まれるようです。

家具あり人物入り竣工写真

それに対して、住宅雑誌やインテリア雑誌では、家具やカーテンは勿論、家族やペットまで写真に入ってもらうことが多いのです。こちらは、設計者の意図より、実際の空間でどのような人たちがどのように暮らしているかに主眼を置いているからでしょう。僕らも、建物引渡し前に撮影した写真がありましたが、家具が入って、お施主様が暮らしている様子を撮影したかったので、約3ヶ月ぶりになりますが、Cさまにお願いして撮影させて頂きました。カウンターの上にはコンピューターが置かれ、僕らが発注のお手伝いをした特注のダイニングテーブルが入り、大きなテレビが置かれている様子は始めて拝見いたしました。

休日に伺ったので、二人の男の子と赤ちゃんも参加してもらいながらの賑やかな撮影になりました。お陰さまでとてもイキイキとした楽しい写真が撮れました。Cさま、どうもありがとうございました!

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2010年03月24日 | 二種類のリフォーム竣工写真 はコメントを受け付けていません。 | トラックバックURL |

カテゴリ: その他 白金台C邸

白金台のマンションリフォームの引渡し

工事開始からほぼ二ヶ月経った白金台のマンションリフォームC邸の工事が終わり、竣工引渡しを行って参りました。初めてリフォームのご相談を頂いたのが9月中旬で、11月に購入予定のマンションのリフォームをお願いしたいとのお話からスタートして、あっという間の3ヶ月でした。その間にお施主様はマンションの購入、リフォームの設計・施工業者の決定、お嬢様の誕生(!)、現在お住まいのマンションの売却と、まさに激動の三ヶ月だったハズです。

マンションリフォームの竣工引渡し

お嬢様の誕生前後も打ち合わせに参加してくださり、産後直ぐから現場への差し入れも開始してくださった奥様、北海道への出張からの帰りのまま、夜遅くに事務所に立ち寄って打ち合わせさせて頂いたご主人さま、お忙しい中、本当にお疲れだったのではないでしょうか。

そんな超忙しい中での設計・工事でしたが、大きな問題もなく順調に進み、本日の快晴の中、ポカポカと陽が当たる素晴らしい眺めのリビングで、無事引渡しを終えることが出来ました。明日が引越しというタイトなスケジュールのため、検査は僕ら設計が代行し、チェックした箇所を一緒に確認していただく方法をとり、検査も終えることができました。ダイニングのチーク張りの壁や、既存の台所を上手く再活用したキッチン、壁の出っ張り引っ込みを利用した玄関の間接照明、そして大量の本棚を設置した寝室と全ての面で大満足と、お二人で喜んで下さいました。

難しい条件の中、献身的に頑張ってくれた、工務店の田原さんと片岡さん、そして職方の方々、どうもありがとうございました。そして、何よりいつでも僕ら設計を信じて、このお仕事を任せてくださったC様ご夫妻、本当にどうもありがとうございました!

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2009年12月22日 | 白金台のマンションリフォームの引渡し はコメントを受け付けていません。 | トラックバックURL |

カテゴリ: 白金台C邸

遮音等級LL45下地に三層フローリング張り

工事が始まってほぼ三週間経った白金台のマンションリフォームC邸では、床のフローリング張りがスタートしました。最近のマンションの管理規約では、下の階への音の伝達を考えて、遮音等級でLL45(エルエルヨンジュウゴ)以上を確保することと決められていることが多いようです。現在同じマンションの三階にお住まいのお施主様のご自宅は、踏むとフカフカするクッション材付きの遮音フローリングの仕上げとなっています。

フローリング張り

当初のリフォームのご相談時から、このフワフワした感覚がイヤなので、もっとしっかりした踏み心地のフローリングに出来ないかとのご要望がありました。そこで採用したのが、サイレントトライマットという製品です。吸音材と衝撃吸収材の上にパーチクルボードと遮音制振材を組み合わせた、厚み22ミリの板状の製品で、これを下地に敷くことで、その上には無垢フローリングを張っても、LL45(実験値)が確保できるというスグレモノです。

サイレントトライマット

今回フローリングを張る箇所全体へ、サイレントトライマットの敷きこみが終わったので、本日からフローリング張りが開始されました。パーチクロボードが下地に入っているので、どの箇所でも釘打ちが可能で、大工さんにも評判が良いようです。マットの厚みと既存のカーペットの厚みの差の分だけ、床の仕上がりレベルが高くなってしまうので、全ての建具をアンダーカットしたり、キッチンや洗面などの仕上がりが違う部分のレベル調整もありますが、こちらも順調に進んでいるようです。因みにフローリングは三層フローリングのチークを張っていますが、フカフカすることもなく、とてもきれいな仕上がりになっています。

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2009年11月25日 | 遮音等級LL45下地に三層フローリング張り はコメントを受け付けていません。 | トラックバックURL |

カテゴリ: 白金台C邸

玄関周りのリフォームの工夫

大工の木工事が進行中の白金台のマンションリフォームC邸の現場監理に出掛けてきました。今回のリフォームでは、床全てをカーペットからフローリングに変更し、間取りも細かく手直ししますが、空間デザインのポイントの一つは玄関周りの空間になります。正直、天井高さも低くあまり広くない玄関ですが、こじんまりとしながら、奥行きを感じる仕掛けと、機能的に便利な工夫が出来ればと考えています。具体的には、奥行きを演出する仕掛けとして、間接照明を工夫しています。玄関の壁と廊下の壁の平面的なズレと、梁の位置に合せて落とした天井と、既存天井の高さのズレを利用して、立体的なL字型の間接照明を組み込む予定なのです。

他には、収納が廊下から出っ張ってくる箇所に、姿見の鏡を貼ることを考えています。僕らの設計事務所では、安っぽく見えることを警戒して、あまり鏡を多用しないのですが、今回は機能的を持ちながら、玄関周りの空間を広く見せることができそうなので、思い切って大型の鏡を使うこととしました。

また、既存の靴箱を壊すことなく、内部の棚とカウンター甲板を再利用しながら、床に使うチークと合せた扉を取り付け、靴収納の容量も増やすプチリフォームも計画しています。因みに2枚目の写真は、玄関の天井を見上げたアングルです。

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2009年11月13日 | 玄関周りのリフォームの工夫 はコメントを受け付けていません。 | トラックバックURL |

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マンションリフォームの解体と墨だし

一昨日から工事が始まった白金台のマンションリフォームC邸の現場に解体情況と墨だし寸法の確認に行ってきました。マンションの管理事務所から竣工当時の図面を事前に借りて、よく研究・分析した上で解体工事を始めているので、解体前から、図面と違う箇所があることはある程度判っていました。そういった個所は、用心しながら解体してもらいました。

一番の大きな違いは、床スラブの設定でした。水周り(キッチンや洗面、浴室やトイレ)の床は給排水管を振り回すためのスペースが必要なので、床スラブ(コンクリートの床)を実際の床仕上げより下げることが多く、今回も図面では、水周り全てと廊下の床スラブが下がっているように記載されていました。しかし、実際に床仕上げを撤去してみると、洗面やトイレ、浴室部分の床は確かに下げてありましたが、キッチンや廊下は必要な部分だけは下がっていましたが、あとは後詰めのシンダーコンクリート(軽量コンクリート)で嵩上げされていました。現場監督との相談で、リフォーム計画に影響が出ないように、調整することが出来ましたが、やはりちょっと古いマンションは、解体が終わるまで冷や汗ものです。

解体がすんだところで、墨だしの確認に移りました。壁の立ち上がりや、コーナーの直角のスミがきっちり出ていない中で、どこの壁や線を基準に、何に平行にするかを工務店に指示してきました。床のレベルや壁の直角は、皆少しずつ狂っているので、新しく作る壁や、建具、造作の家具でカバーしながら、肉眼では気が付かないレベルまで微調整してゆくことになります。解体と墨だしが済むと、現場の隠れた問題はほぼ全て出揃うことになります。今回はリフォームの計画全体に影響を及ぼすような大問題は発生しなかったので、まずは一安心でした。

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2009年11月10日 | マンションリフォームの解体と墨だし はコメントを受け付けていません。 | トラックバックURL |

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白金台のマンションリフォームC邸プロジェクトの発端

本日は再来週から工事が始まることになった、白金台のマンションリフォームC邸の現場調査に伺って参りました。ちょうど一月前にデザインリフォームの無料相談のコーナーから頂いたメールが、このリフォームプロジェクトの発端でした。

「カーペット敷きのマンション全体を防音仕様のフローリングに変更し、壁一面の作り付け書棚やテレビ棚の設置も検討しております。リフォームを済ませた形で入居したいと思っておりますが、どのくらいの期間を要するのか、またどのくらいの予算を考えておけば良いのか、教えていただければ幸いです。」とのご連絡を頂いたので、そのお返事として、これまでのリフォームの経験から、予算やスケジュールのメールをしたところ、すぐにお電話を頂いて、その日の夜にお目に掛かることになりました。

実はCさまは、僕らの事務所と徒歩で5分ほどの近くにお住みで、リフォーム予定のマンションもやはり5分ほどの近さとのことで、これまでのリフォーム事例のご紹介や、リフォームに掛かる費用の考え方、さらに具体的に色々なフローリングのサンプルや防音方法についてもお話し致しました。

マンションリフォームの現地調査

メールを頂いた三日後に現地を案内して頂きました。

  • 120平米の広さがありながら、空間のメリハリ”が乏しく、あまり広さを感じられない空間であること
  • キッチンや浴室を大きくリフォームすると費用が掛かること
  • LL45の防音レベルを確保するためのフローリングの”下地材”を設置すると、今より天井の高さが低くなること
  • 間取りの悪さが、収納量の少なさに繋がっていること

などの初見での感想をお伝えした後、簡単なスケッチを即興で起こしながら、

  • 使い勝手の悪い寝室を収納部屋にするご提案
  • メリハリの乏しい玄関に間接照明を設けて、”魅力的なコーナー”にするご提案
  • キッチン通路を一部つぶして、収納を作るご提案
  • 洗面を拡げて、ダブルシンクとリネン収納を作るご提案

などをお話したところ、とても気に入ってくださったようでした。その後はトントン拍子で話が進み、仮契約をして頂いた上で、この2週間で見積り用の設計図書を作成し、工務店に図面を渡し、見積り作業を始めて貰いました。

本日は、工務店の担当者に造作家具屋さん、ガス屋さん、電気屋さんと一緒に、現調(現地調査)を行い、作成図面と実際のマンションの相違点や、キッチンの改造の考え方などを説明いたしました。来週中には見積りが出来上がり、再来週から工事が始まることになりました。

これだけのスピード感で計画が進むことは少ないのですが、これができるのも、ひとえに設計事務所と工務店を信頼してくださる、お施主様Cさまの姿勢のお陰です。Cさま、今後ともどうぞ宜しく願い致します。

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2009年10月22日 | 白金台のマンションリフォームC邸プロジェクトの発端 はコメントを受け付けていません。 | トラックバックURL |

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