「マンションリノベーション」のアーカイブ

大理石のトラバーチン&マラッツィ社のタイル張り@横浜A邸

造作家具屋のキッチンが組み上がる前後に、横浜A邸の現場に石屋さんとタイル屋さんが入って、大理石のトラバーチンとタイル張りが始まっていました。

トラバーチンを張っている作業は見ることができませんでしたが、一旦全面的に養生されてしまっていた壁面を剥がしてもらい、確認させて貰いました。スラブから選んだトラバーチンでしたが、気になる灰色の部分を上手く省いて張ってくれていました。きちんと横方向にブックマッチで展開して、柄がきれいに繋がって、とてもきれいでした。

壁端部の折り返し部分まで柄が繋っており、重厚感と軽やかさを同時に感じられる仕上がりになっていました。トラバーチン特有の孔で、結構大きく抜けている個所が多数あったので、目だった箇所は埋めて貰うようお願いしております。

トラバーチン壁の反対側の、リビング壁一面にタイルが貼られています。こちらのタイルは、イタリアのマラッツィ社のグリスフルーリーというタイルです。

トラヴァーチンは磨き仕上げなのに対して、こちらはマット仕上げのものを採用しています。下部は、造作家具でAVボードを組み込むために隙間を作って貰っています。

本日はお客さまもリノベーション工事の進行状況を見たいと現場に来て下さいました。皆ベージュートーンながら、質感やツヤ感が違っている大理石のトラバーチン、マット仕上げのタイル、そして天井のオーク羽目板のマッチングを喜んでくださっていました。

つい先日組み上がったばかりのキッチンの壁のタイル張りも始まっていました。

こちらのタイルもマラッツィのグリスフルーリーですが、色味を変えています。変則的な割り付けにしているのは、壁付けコンセントの欠き込みを考えてのことです。

キッチン内部に立ったアングルの写真です。タイル張りの範囲が良く判りますね。

キッチン組み立て中のブログでは上手い写真が撮れていなかった、横面側の家電と冷蔵庫置き場です。柱型やカウンター奥の壁には、カラーガラスとキッチンパネルを張ってゆく予定です。

玄関とリビングとダイニングキッチン以外の空間も工事が順調に進んでいます。こちらは大きなウォークイン・クローゼットのある主寝室です。

以前のレイアウトをほとんど変えず、枕棚を白ポリからチークの木目調のメラミンに変更していますが、ハンガーパイプのレイアウトはほぼそのままです。クロスと間接照明などで、どこまで雰囲気を変えられるかにチャレンジしています。

 

 

 

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2017年04月12日 | 大理石のトラバーチン&マラッツィ社のタイル張り@横浜A邸 はコメントを受け付けていません。 | トラックバックURL |

カテゴリ: マンションリノベーション 横浜A邸

「モダンリビング」のマンションリノベ特集に南麻布K邸が掲載されました

4月7日に発売になった雑誌「モダンリビング no.232」(ハースト婦人画報社)のマンションリノベーション特集「最上級のマンションリノベーション」に、僕らがリノベーションのお手伝いをした南麻布K邸が掲載されました。

紹介タイトルは「LDKの「余白」とダブルキッチンでもてなすための大空間に」とのことで、こちらのお宅の最大の特徴でもある伸びやかなリビングダイニングキッチン空間が見開きで紹介されております。

インテリア専門誌なだけあって、リノベーション前後のプランを見比べて、どこをどのように工夫しているかについても詳しく説明してくれています。ダイニングテーブルの上に飾られた食器・カトラリー・お花等は、全てモダンリビング側がこの空間に合わせてコーディネートしてくれたものです。

大きなキッチンの写真に、浴室+洗面室、その他は小型サイズの写真ですが、リノベーションならではのディテールの工夫なども丁寧に拾いあげてくれています。

今回は、事例特集だけなく、マンションリノベーションの専門家とのことで、マンションならではのリノベーションの疑問に答えるコーナーも担当させて頂いております。質問の内容は、「マンションと戸建て住宅のリノベーションの大きな違いはなんですか?」や「マンションリノベでできないことは?」といった基本的なことから、「ずばり、マンションリノベーションの魅力はなんですか?」、「ラグジュアリー感のあるプランニングのコツは?」といった、モダンリビングらしい答え難いところまで切り込まれております(笑)。

こちらが現在発売中のモダンリビング232号の表紙です。最上級リノベーションに特集されている他の建築家は、香港の高級マンションをリノベーションしたアシハラヒロコさんの事例と、代々木上原のマンションペントハウス(最上階住戸)を自宅用にリノベーションした平本英行さんの事例が紹介されています。なお、モダンリビング編集部の取材時の様子はモダンリビング取材撮影@南麻布K邸にてご紹介しております。

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2017年04月07日 | 「モダンリビング」のマンションリノベ特集に南麻布K邸が掲載されました はコメントを受け付けていません。 | トラックバックURL |

カテゴリ: マンションリノベーション 南麻布K邸

造作家具屋に作って貰ったオーダーキッチンの組立て@横浜A邸

横浜市西区の高級マンションリノベーションプロジェクト、横浜A邸の現場で、オーダーの造作キッチンの組立てが始まりました。

かつてダイニングキッチンだったお部屋で、キッチンとダイニングのレイアウトを完全に反転させて、窓際に明るく開放的なキッチンを持ってきています。

基本はU字型なのですが、背面に冷蔵庫と家電置き場があり、さらにダイニングへもカウンターが伸びているという大型キッチンとなっています。収納量を確保するための吊戸棚は壁側にあるだけなので、とにかく開放的で明るいことが特徴の台所になっています。

職人さん二人が作業している奥の空間が、冷蔵庫置き場と家電収納となっています。ちょうどこの部分はダイニング側からは、柱の陰で隠れる位置関係となっています。

こちらがキッチン全容が判る制作図で、上が平面図で下が展開図となっています。造作家具屋で作って貰うキッチンは、ショールームがあるオーダーキッチン屋さんとは違って、実物を見ながら使い勝手を確認しながらオーダーすることができないので、その分キッチンや造作家具の専門的な知識や納まりを理解した設計者のチェックが重要になってきます。

こちらが、これから組み込んでゆくキッチンの設備機器類です。ミーレの60センチ幅の食洗機やリンナイのデリシア・グリレと大型のガスオーブン等です。

これらがキャビネットの箱に取り付けてゆく扉類で、オークの染色塗装とチーク板目、5分ツヤの塗装2色と4種類の扉材を用途に応じて使い分けてみました。

今回キッチンは、昨年に完成した青山P邸の工務店から紹介された造作家具屋のアルノさんにお願いしています。工場が埼玉と横浜に2か所あるので、今回は横浜の工場で作ってくれたようです。
アルノさんには、キッチンと一体で見えてくる、この立てかけてある扉と柱型をカバーする羽目板まで一緒に作って貰っています。

 

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2017年04月05日 | 造作家具屋に作って貰ったオーダーキッチンの組立て@横浜A邸 はコメントを受け付けていません。 | トラックバックURL |

カテゴリ: マンションリノベーション 横浜A邸

「家庭画報」の豪邸特集に元麻布I邸が掲載されました

4月1日に発売になった雑誌「家庭画報・2017年5月号」(世界文化社)の住宅特集「至福の豪邸物語」に、僕らがリノベーションのお手伝いをした元麻布I邸が掲載されました。

他の事例は、静岡、福岡、大阪、京都、沖縄なのに対して、元麻布I邸だけが都心で、そしてマンションリノベーションという特殊なケースでした。Iさまご夫妻と、まだ生まれて約半年のR君も誌面に登場してくれています。

雑誌の特性、今回の特集の趣旨(施主が満足して暮らす家には、幸せの気配が漂います。建築としての素晴らしさに加え、住まう人の素敵な生活スタイルをそれぞれに映した豪邸をご紹介します。)からいって、空間そのものやインテリアが主役ではなく、住まい手の暮らし方となっていますが、アンティークカメラのコレクションや大量の蔵書、いつもお願いしてるフラワーアーティストに飾って貰ったお花などが美しい写真で紹介されています。

とはいえ、年に一度の豪邸特集記事なので、素材・ディテールへのコダワリや、家具調度品の紹介まで踏み込んでくれています。こだわりの編集部とライターの小森さんの奮闘の様子は、以前のブログ家庭画報の取材撮影風景で紹介しております。

何と、特集ページの最後には、このようにこちらの顔写真と紹介文、さらにはラグジュアリーなマンションリノベーションに掛かる費用などについても説明を書いてくれています。

こちらが本誌の表紙です。因みに、他の事例として紹介されているのは、坂倉建築研究所(坂倉竹之助さん)設計の静岡の別荘、田中俊彰さん設計の福岡の新築平屋、田頭健司さん設計の大阪の豪邸、長坂大さん設計の京都の古民家の増改築事例、山本雅紹さん設計の沖縄のリゾート住宅でした。

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2017年04月01日 | 「家庭画報」の豪邸特集に元麻布I邸が掲載されました はコメントを受け付けていません。 | トラックバックURL |

カテゴリ: マンションリノベーション 元麻布I邸

造作工事@横浜A邸

横浜A邸の造作工事が進んできました。

玄関ホールの既存の靴収納は活かしながら、壁との連続性を考えて、扉と壁に同じダイノックシートを張って一つの面として繋げてゆく予定です。

靴収納下の隙間分は空けたままで、壁も下部にそのラインと通して、角を曲がったところにもその線が伸びて、テレビを置くAV収納へと繋がってゆくデザインとなっています。細かく壁の仕上げ線は出たり入ったりする設計を、丁寧に細かく施工してくれています。

途中にスチール製の建具が入りますが、このスケッチのように靴収納の下の隙間のラインが、折れ曲がりながらリビングTVボードのラインへと流れてゆきます。

反対側の壁は、大理石のトラバーチン張りとなる予定ですが、奥まったキッチンから玄関の人の出入りが見えるように、腰高の細長い窓を設置しています。鉄のフレームでできたFIX(嵌め殺し)の窓で、トラバーチンの割り付けラインと合せてもらっています。

リビングの折り上げ天井には、オークの羽目板を張っています。基本は横張りですが、継ぎ目の個所に縦張りを混ぜた、朝鮮張り(ちょうせんばり)と呼ばれる張り方としています。奥のアゴ部分には間接照明を入れて、きれいな木目が浮かび上がってくれるハズです。

リビングもダイニングにも床暖房が入りますが、こちらはダイニングの床で、床暖房パネルを設置する箇所だけ、下地が凹んでみえます(実際は張らない部分にダミーのベニヤを張っているので、凹んで見えるのです)。

ダイニングの天井には、僕らが得意としている掘り込みのボックスを入れて、そこにトラックライトを入れる照明ボックスを入れて貰いました。

既存の浴室を活かしていますが、樹脂製の扉が素っ気なかったので、扉を外して、既存枠にステンレス鏡面仕上げの枠を嵌めて、透明感が感じられる仕様へと変更しています。

ステンレス枠に強化ガラスが取りつくと、このように高級ホテルのような仕上げへと変身するのです。

 

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2017年03月24日 | 造作工事@横浜A邸 はコメントを受け付けていません。 | トラックバックURL |

カテゴリ: マンションリノベーション 横浜A邸

金物工場にて鋼製建具製作の見学

埼玉県草加市にある金物加工工場に、横浜A邸でお願いしてる特注鋼製建具の制作現場を見学に行ってきました。

大きな工場に、見たこともない大型機械が幾つも並んでいて、それら見ているだけで、ワクワクして参ります。毎回、僕らがデザインしてる特注取っ手や特殊なスチールサッシを作る際にはこちらのS工業さんにお願いしており、現場で打合せの度に工場見学をさせて欲し いとお願いしておりました。ちょうど横浜A邸の鋼製建具を作り始めているとのことで、このタイミングで念願の見学となりました。

まずは工場にある大型機械がどのようなもので、どう使うかをザッと説明して貰いました。
こちらがベンダー加工機です。V型の金型の上に金属板を乗せて、上から220トンもの強力な圧力で金型を押して、任意の角度に曲げ加工できるというスグレモノです。

押し付ける側の金型は多様な種類があり、それらを上手く組み合わせて順に金属板を曲げてゆくことで、複雑な形のものを作ることができるそうです。

試しに、一般的なボンデ鋼板を直角に曲げて貰いました。微妙な圧力の調整で、このようにきれいに角度を作り上げることができます。他にも上下の刃のせん断作用で金属板を切断できるシャーリング加工機や、鋼板にV字型の溝を掘るプレーナー加工機なども実演して貰いました。

あまり他の作業を見せて貰っていると、それだけで半日ほど掛かってしまいそうだったので、早々に作りかけの鋼製建具の組立てを見学させて貰いました。

赤い骨組みの上に置かれているのが組立て途中のスチール製建具です。

事前にカットした部品を、このように溶接で一つずつを組合せてゆきます。

溶接にも幾種類かの方法がありますが、ここではアルゴン溶接のTIG(チグ)溶接を使っていました。不活性化ガスのアルゴンガスを使って、高温で母材を溶かして溶接してゆくので、溶接カスが出ないので、きれいに仕上がるそうです。

フラットバーの片側から溶接を掛けると、その熱で直線だったフラットバーがかなり歪み(ひずみ)ます。溶接とは常に歪みとの戦いで、どんなに機械で自動加工かされても、ひずみの矯正は職人の勘でしか対応できないそうです。
その歪みの矯正とは、溶接した箇所のちょうど反対側から、同じ長さで溶接をして熱を加えて、反対側に曲げることで、結果的に直線状に戻るという原理を使っているそうです。

溶接痕が残っていては、焼き付け塗装が上手く乗らないので、このようにサンダーできれいに均してゆきます。一か所溶接しては、反対側から溶接をして歪みを直すという地道な作業をしながらゆっくり組立てが進んでゆくという算段です。

これは僕らがよく作った貰っている箱型の特注取っ手です。

焼き付け塗装を施して、突板の建具と組み合わせると、このようなデザインに仕上がるものです。

窓際に置かれている細いフレームも全て、今回お願いしているスチール建具のための部品です。

今回は突板とガラスを組合せたデザインとしていますが、ガラスを入れる部分の押し縁(オシブチ)がこれらの部品の正体です。これらも溶接すると歪むので、その反対側から熱入れをして歪みを補正するという気の遠い作業を繰り返して作られた部品です。

他にも、フロアヒンジのピボット部品を埋め込む箇所の凹み加工をしたフレームだったり、

突板パネルの中央に金属の目地棒を通すデザインとしていますが、その目地棒部品です。

こちらはS工業さんが描いてくれたスチールサッシ制作図ですが、このようなディテールで、

このようなデザインの建具+ガラス製袖壁が近日中に出来上がる予定です。

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2017年03月17日 | 金物工場にて鋼製建具製作の見学 はコメントを受け付けていません。 | トラックバックURL |

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