昨晩は建築知識学校のリフォームセミナーの第5回目でした。テーマは「設計効率を上げる業務フロー」ということで、初めてゲストをお迎えして、講師の中西さんと私、各務と三人で対談をいたしました。
ゲストは、二人が施工でお世話になっている工務店「青」社長の片岡さん(写真中央)でした。元々中西さんと私はお互いの存在は知ってはいましたが、直接の知己ではありませんでした。建築知識を通じて知り合いになったのですが、初めてお話しした際に、共通の知り合いとして挙がったのが、今回のゲストの青の片岡さんでした。お互いがコレは!と思った工事をお願いしているとっておきの工務店だったのです。
リフォーム見積りの際に必要な図面や、施工側としてやる気の出る設計者の姿勢、リフォーム工事で設計者に立ち会ってもらいたいシーンなどについて約一時間、作る側の代表者に忌憚のない意見を存分に話してもらいました。 設計側と施工側がここまでアカラサマにリフォームについて語り合うのは本当に珍しく、自分自身にとっても貴重な体験になりました。
セミナー前半では、設計効率を上げるための実際のノウハウをパワーポイントで説明しました。現地調査で重要な、
- ヒアリング、
- 実測、
- 観察・撮影、
- 詳細調査
についての解説や、
設計者としての信頼を得るために、連絡を頂いたお施主様候補の方に見せたい資料について話しました。
また、先回セミナーの最後に提出してもらった練習用設計課題の講評も併せて行いました。水回りとキッチン、子供部屋の位置を色分けし、それらのレイアウトによって幾つかに分類し、各案の長所・短所を解説いたしました。