そろそろ工事完了が見えてきた千代田区番町の高級マンションリノベーションY邸のために、お施主さまと一緒に家具やラグ、小物などを探し始めています。
先にこちらで当たりを付けておいたものをお施主さまのYさまご夫妻を一緒に確認してゆく流れで、まずはソファを検討していたアルフレックスの恵比寿ショールームです。これまでに幾度も使ったことがあるSONA(ソーナ)のソファーを見て頂きました。
張り地はレザーではなくファブリックですが、ショールームの奥では暗くて色味が判りにくいので、自然光が入る玄関手前まで生地サンプルを運んで貰って、候補の色やテクスチャーを確認して頂きました。
次に伺ったのは青山のアクタスです。本来はこちらでダイニングチェアを探す予定でしたが、検討していたものがあまり良くなかったので、急遽小物を購入したうえで、ラグの候補を確認させて頂きました。
小物の購入には、芝公園のベイカー@東京にもお邪魔しました。こちらのお店はアクタスに比べると価格が2~3倍ほどになりますが、その分希少価値が高く、クオリティーが高いものが手に入るショップで僕らも愛用させて頂いております。
その後、ソファー等の大型家具については見積りを依頼し、小物はその場で購入したうえで千代田区番町のリノベーション工事現場にお施主さまと一緒に伺ってきました。
ちょうど現場は、床フローリング張りの工事中でしたが、造作棚等は出来上がっていました。
一通り、Yさまご夫妻に現場をご案内した後に、購入した小物はリビングの飾り棚に仮置きして、Yさまたちに先に帰っていただきました。
キッチンのレンジフード前をガラスの壁で仕上げる予定なのですが、その詳細の打合せをさせて貰いました。
スタッフの前田君が描いたスケッチをもとに、現場監督の富田さんと打合せをしている様子です。リフォームキューの富田さんには、これまで幾度も現場を見て貰っているので、僕らが考えていることもほぼお見通しで、お陰さまで打合せもスムーズに行きました。
アップで見たレンジフード裏の壁のディテールです。背面壁と下端にはレンジフードと同じシルバー色のシートを巻いて貰う予定となっています。
現場を後にして、前田君と各務は再びラグ探しの旅(?)に出ました。インターネットで事前に調べてお願いしていた中野区にあるトルコカーペットのお店です。古いラグの良い部分だけを切り取って、脱色と染色を繰り返して繋ぎ合わせた、いわゆるパッチワークラグの現物を見に行きました。
こちらは青山にある高級インテリアショップのインテリアズにあったヴィンテージラグです。こちらもやはり古いラグを脱色後染色したものですが、パッチワークにはなっていないものです。
二色のラグがあるとのことだったので、地下のショールームに並べて用意しておいていただき、実際に使っているフローリングのサンプルを置いて、色味を確認させて頂きました。ラグについてはアクタスも含めて3社にものを比較させて貰いましたが、最終的にはインテリアーズの写真手前のビンテージラグを採用させて頂くことに決まりました。
丸一日掛けての家具・ラグ・小物ハンティングでしたが、前半はお施主さまにも同行していただき、僕らのインテリアの考え方を理解して頂いていたので、後半のラグ探索も無事終えることができました。インテリアは難しくて、まだまだ修行中の身ですが、ご協力いただいたショールームやショップの方々のお陰さまで、とても楽しく充実した一日になりました。ありがとうございました。