先日リフォームアドバイス契約を結ばせていただいた横浜O邸のお施主さまご夫妻と、南青山のミノッティ・ショールームを訪問し、ソファ選びのお手伝いをさせて頂きました。Oさまご夫妻は、今回のマンションをご購入する前から、リノベーションをするのであれば僕らカガミ建築計画(カガミ・デザインリフォーム)に、ソファを購入するのであればミノッティと決めてくださっていたそうです。
僕らとの訪問以前にも、こちらミノッティのショールームはお二人だけで訪問してくださっていたそうです。ただ、その時にはマンションのリフォームプランも決まっておらず、そしてこれから生まれてくるお子さまとの暮らしを想像しながら家具を選ぶのは難しいので、改めて僕らと一緒に選びたいと考えてくださったそうです。
マンション購入時には、既存の間取りでなるべく大型のソファーを入れるとなると、どのようなレイアウトが考えられるのかについてミノッティの岩城さんにプラン作成もお願いしていたとのことで、僕らが作ったリノベーションプランを見比べながらソファを見てゆきました。
僕らがこれまでミノッティで使わせてもらったソファの、ホワイトやヤング、シャーマンやパウエル、ハミルトンやセイモアなどのシリーズのそれぞれの特徴にメリット&デメリットをお話しながら座り心地を試していったところ、ヤングシリーズが良さそうだとのことになりました。何より、座面高さ(シートハイト:ソファーで座る部分の床からの高さ)や奥行が、一般の日本人に最適のサイズであることや、テーブルやオットマンを組み合わせることで、レイアウトの自由度が高まり、テレビ側だけを向くのではなく、背面の子どもの遊び場を見ながら読書したり、キッチン&ダイニング側に向かって座ることもできるレイアウトを組み合わせることができることからこのシリーズを選ぶことになりました。
L字型に組んで、途中の背面にテーブルを挟むレイアウトが決まってから、ベースとなる張り地とクッションを選んでゆきます。
さらにアクセントとしてコーヒーテーブルにも、スツールにもなるシーザーという家具も2本選ぶことになり、仮決めした布地の色に合わせながら選択してゆきました。本日すべてを決めることはできないので、まずはレイアウトと布地のランクから見積りを取って、これから選ぶフローリングの素材&色味、ダイニングセットとの相性などを考えて、次回の素材決め打合せで決定することにいたしました。
次に伺ったのが、ミノッティ・トライアングル店と同じビルの地階にあるフローリングのIOCショールームです。複合フローリングで表面の単板が厚突きで幅広のものを幾つか選んで、ショールームの床に拡げて貰ったものを見させて頂きました。見た目だけでなく肌触りも重要なので、お二人には靴を脱いでいただき、踏み心地を確認して頂きました。
色々見た中で、材質は一番オーソドックスなオーク材(ナラ)の厚突きを加工したものだけに絞って、白く染色したものや、節ありのものにアンティーク加工したものなどを見比べて、最終的にはもっともオーソドックスなオーク40クリアブラッシュドを採用することに決まりました。
ダイニングセットについてはミノッティでは気に入ったものがなかったので、急遽恵比寿のアルフレックス・ショールームまで足を延ばすことになりました。ぼくらが良く採用させてもらっているリーヴァのナルチュラを見て頂いたところ、とても気に入ってくださり、こちらでレイアウト案を作ってみることになりました。ちなみに、こちらのテーブルもイタリアのオリジナルは高さが760ミリですが、アルフレックスでは日本人に合わせた720ミリのものを特注で用意してくれます。
ダイニングチェアについては、片側は同じナチュラシリーズのベンチで、反対側にはアルフレックスのエレガ15で考えることになりました。ダイニングテーブルの高さが72センチだと選べるダイニングチェアの選択肢が増えるので助かります。
これから生まれてくる子供のことを考えると、ダイニング椅子の張り地は汚れてもメンテナンスが楽なものが良いだろうと、ウルトラスエード生地の中から、指で指した二色を候補として挙げて、ソファの張り地やフローリング材サンプルと並べて最終決定することになりました。
午前10時半からランチを挟んで、15時頃まで掛ったショールーム訪問兼打合せでしたが、新しく購入する予定の家具のあらかたを決めることができました!Oさまご夫妻、長時間のお打ち合わせにお付き合い下さり、どうもありがとうございました。
このプロジェクトの完成後の様子は、横浜市O邸をご覧ください。