ここまで4か月ほどリフォーム会社も含めてお打ち合わせをしてきた元麻布I邸のリノベーション計画、ようやくデザイン内容も固まり、工事金額も全容が見えてきたので、工事着工準備に入るために、お施主さまとリフォームキューとの工事契約を結ばせいただきました。
契約書の内容は、事前にPDFでIさまご夫妻にお送りして、疑義についても確認済みでしたので、当日はお名前と住所を記入して頂き、捺印してただくだけの簡単な手続きで終わりました。とはいえ、これでいよいよ工事の準備が始まりますので、こちら設計側も気合が入ってきます。笑いながら契約後の流れを説明してくれているのが、リフォームキューの岩波部長です。
ちなみに、契約を結ばせていただいたのは、ソファー購入が決まったミノッティのショールームの場所を借りてのことです。
リノベーション完成に合わせてソファを入れるために、当日ソファーの張り地も決定させて頂きました。ソファーの生地も、先日お作りした完成予想CGがあったことで、とてもスムーズに決めて頂くことができました。ソファーとして採用が決まったのはWHITEというソファタイプです。
まだ、ダイニングチェアが決まっていないので、すぐ近くのフィリップ・セルバのショールームも続けて訪問いたしました。
ダイニングテーブルは、サァラ麻布のもので、脚をカットして日本サイズに変更することになっているので、フィリップセルバのダイニングチェアも足カットが可能かを確認して貰うことになりました。モダンなリビングとエレガントなダイニングを空間的にどう繋げるかは、まだ悩んでおりますが…。
別の日程ではありますが、お見せした完成予想CGの色のバリエーションを作ったものを現地に持ち込んで、実物素材の色味と合わせて、どれを採用するかの打合せもさせて頂きました。
デザイン以上に色味は、個人的な指向が強く反映し、微妙な違いでも好き嫌いが判れるところなで、ここから何度も色サンプルを作ってもらいながら、徐々に詰めてゆくことになります。
キッチンでは、床タイルをツヤありにすべきか、ツヤなしにすべきかを迷っていらっしゃったので、こちらもCGを2通り作ってもらったうえで、両者のタイルを並べて見比べて頂きました。こちらについては、ツヤありのタイプを採用させていただくことが決まりました。
その後は六本木にあるB&O(バング・アンド・オルフセン)のショールームを訪問いたしました。テレビとオーディオシステムを連動させるだけでなく、照明のオン・オフや照度調整、電動カーテンのコントロールまで、iphoneかipadでコントロールできるシステムを、担当の阿南さんに説明して貰いました。
どちらかというとテレビよりも音楽を聞くことがお好きなIさまご夫妻ですので、残念ながらB&Oの超高級テレビにはそれほどご興味を持たれなかったようですが、
スピーカーシステムは、すべての機種を聞比べて頂いたところ、やはり安価なモデルではご満足頂けないことが判りました。リビングダイニグだけでなく、書斎、寝室に加え、キッチンでも音楽を聞けるようになさりたいとのご要望でしたので、これからB&Oにそのシステムを提案して貰い、見積りもお願いすることが決まりました。