ヴィンテージマンション全面リノベーションプロジェクトの白金台H邸では、遮音マット上に電気式床暖房フィルムが貼られ、その上からフローリング張りが始まっていました。
遮音マットの上に下地用のベニヤ板9ミリが敷かれ、工事会社のリフォームキューに仕様を決めて貰った電気式フィルムタイプの床暖房(プリマヴェーラ・アルシステム)が敷設され、その上に今回採用しているオークフローリング材(オーク40クリアオイルIOC)を張っています。
フローリングの長さが1820ミリで、床暖房フィルムは303ピッチで釘打ちようの隙間があるので、一本のフローリングに付き、7カ所で釘固定できる計算になっています。
広いリビングダイニングの5分の4ほどがすでに張られていました。天井のボード張りも終わり、左側の壁には大理石を張るための構造用合板の下地も完成していました。
キッチン入り口付近に設けられたインターフォンや各種スイッチ類(照明や床暖房)のボックスにも通線されています。右奥に見えている壁にはキッチンの吊戸棚やカラーガラスが貼られる予定なので、そこにも構造用合板下地が設置されています。
主寝室の横に設けるウォークインクローゼット周りでは大工さんがクロス用の下地を作ってくれています。腰高までとその上を目地で切ってビニールクロスの色を変えるデザインとしています。
ハーフユニットバスの工事も進んでいます。腰壁上には、タイルを張るためのラスカットが貼られていました。天井は塗装で仕上げるケイカル板となっています。
ハーフユニットは文字通り、腰から下までしか防水パンがありませんが、このように壁仕上げ材を乗せるための受けとその後ろまで防水パンが立ち上がっており、水が背面に回り込むのを防ぐ仕組みとなっております。