ご紹介している、大田区久が原の三世帯住宅は、実は、東京ガスが主宰している住宅プロデュースシステム「OZONE家づくりサポート」を通じて設計をすることになった住宅です。このシステムでは、お施主様が建築家を選ぶ段階だけでなく、契約後の設計の進み具合や、設計の変更によって発生した追加見積りの確認、さらに工務店の工事に対する設計者とのダブルのチェックなど、始めて家を建てるお施主様に対しての手厚いサポートが用意されています。(いわゆる、第三者機関のチェックです)
工事が始まってから、現地で検査があるのは、普通のケースでは、二回となっているようで、本日はその一回目でした。上棟が済み、屋根の野地板を張った時点での確認です。木造住宅の場合にこのタイミングが選ばれているのは、以下の理由だと思われます。
- 構造体が全て確認できる
- 着工時以降では、お施主様にとっての初めての大きな支払が発生する
通常は経験豊富なインスペークターの方が一人で検査に来るのですが、今回は、設計者選びの段階からお施主様を手伝っていたコーディネーターもきてくれました。インスペクターのNさんが屋根の上まで登り、野地板の釘留めのピッチを確認している間に、コーディネーターのKさんがお施主様に施工業者や設計者との間で意思疎通の問題ががないかを確認してくれるというスタイルの検査になりました。約一時間を掛けての検査で、小さな事では、指摘事項もありましたが、基本的にきちんとした工事で、施工業者も、設計者も適切な仕事をしていると、評価してもらいました。勿論きちんとした仕事をしてきた積もりですが、第三者である「「OZONE家づくりサポート」からお墨付きを頂けた事は、嬉しい事ですね。
NさんとKさん、暑い中での検査、どうもお疲れ様でした。記念写真は、左から河津建設の松本さん、
私、各務(カガミ)、インスペクターのNさん、事務所の笠原君、そしてコーディネーターのKさんです。