リノベーション工事が無事終了した、六本木T邸。どこがどのように変わったのか、判り易く同じ工事前後をアングルで撮影した写真を作ってみました。まずは第一弾としてリビング・ダイニング部分を紹介いたします。
ビフォーで正面に見えている壁は、ウォークインクローゼットの壁です。実は今回の工事の前に、一度リフォームをされた形跡があり、この部分がそうだったようです。既存でついていた天井カセット式エアコンを動かすと費用が掛かるので、写真のように上部を欄間状に開ける方法で回避していたようです。
かつては寝室だった部分がダイニングになりました。 この個所は窓のレイアウトは変えられないので、それほど変わっていないかもしれません。天井はかつては折り上げスタイルでしたが、ゴチャゴチャして見えるので、フラットに変えています。それに伴って、エアコンも窓際に移しています。また、判りにくい個所かもしれませんが、かつては安っぽい窓枠がついていたのを、全て取外し、壁を塗り込む形で枠なしへと変更しています。
こちらは反対側方向からリビングを見返したアングルです。かつては小さなダイニングに、幾つもの扉があって、家具のレイアウトが難しい部屋だったようです。リノベーション後は、壁際にテレビ・オーディオ収納やバーコーナーも壁に埋め込んでいるので、家具のレイアウトのフレキシビリティーも上がりました。
かつて廊下だった部分をリビングダイニグに取り込んでいるので、実際には5%程度の空間増ですが、印象的には20%程空間が広くなったように感じました。また、大理石とカーペットとフローリングと、細かく仕様が分かれていた床仕上げを、フラットなフローリングで統一したことも、広く感じる原因の一つかもしれません。