先回の打合せから、幾度か現調・打合せを重ねてきた世田谷のマンションリノベーションプロジェクトN邸では、お施主様のNさまご夫妻、施工と全体の取り纏めをお願いしているオリエンタル産業と、僕らカガミ建築計画の三者で、最終的な予算を決定するための打ち合わせを行いました。
現在賃貸でお住まいのマンションの違う部屋をご購入してのリノベーション計画なので、Nさまのご自宅と現場を行ったり来たりしながらの打ち合わせになりました。左からAちゃんを抱っこした奥さま、オリエンタル産業の中村専務、Nさま、カガミ建築計画のスタッフの渡辺です。
その後ご自宅に移って、見積りを僕らが一度目を通して増減案を作ったものを再確認しながら、さらに削れる部分がないか、それらを本当に削っても良いのかを何度も問いながらの作業となりました。右側中央がオリエンタルの現場を見てくれることになった、監督の佐藤さんです。
こちらが一度出してもらった見積りをどのようなバランスで削るべきか、またその方法をどうするかを、こちらで整理した資料です。これをオリエンタル産業に戻して、きちんと積算し直してもらったものを使いながら、具体的な予算を決めてゆきました。
どうしても予算が落ちない個所については、もう一度現場に戻って、本当に壊して作り直す必要があるのかを再確認しました。結果として、写真右手に写っている収納は扉を塗り直すことで再利用することが決まりました。壊して、残材を処理する金額、さらには新しく収納を作る費用も削れるので、相当大きな減額要素になりました。
他にも、家具屋さんに作って貰う予定だった家具を、現場で大工さんが作れるように設計し直すことで、費用を削減した項目もあります。後日、大工さんと建具屋さんが作れるように、デザインを変更した図面を書き直して、再見積りをお願いしました。