白金台のマンションリノベーション現場に、造作家具(作り付け家具)が据え付けら始めました。約50平米(30畳)の広さがある”リビングダイニング”ですが、その東側の壁に、ロングカウンターが据え付けられました。
このロングカウンター家具は、甲板(カウンター材)、”扉仕上げ材”ともに、床のフローリングと同材のナラ材を使っています。甲板には、約3ミリの厚さの無垢材を突いてもらった、特注の板を使っています。仕上げは、オイル仕上げかウレタン仕上げか随分迷いました。
オイル仕上げは、しっとりと仕上がり、無垢材の厚みと重みが引き立ちますが、仕上がり感が乏しいという問題があります。ウレタン仕上げは、きれいに仕上がりますが、無垢材の上に塗膜を作ってしまうので、折角の質感が表現できません。
色々調べたところ、両者の良さをイイトコ取りした、オイルフィニッシュ用ウレタンオイルというものが見付ったので、サンプルを作って確認したうえで、この仕上げ材を使って貰いました。
このカウンターは長さが約7mもあります。ダイニングに掛かった左から
- 漆器や壺などの収納棚
- 陶器の収納引出し×3
- 予備収納
- ステレオ、DVD等のAV機器
- DVDやCDのストック棚
- ゴミ箱や雑誌などを積んでおくオープン棚
として使う予定なので、各用途に合わせて、スライド丁番や三段引き出しレール、スゥィング金具などを使って、使い勝手をデザインいたしました。だっだ広い部屋のように感じていましたが、このロングカウンターが取り付いたことで、スケール感が生まれてきました。
どのように家具をレイアウトするかも、より具体的に考えられるようになりました。