マンションリノベーションの白金台の現場に、玄関の複合造作家具がつきました。玄関空間に必要とされる主な機能は以下の通りです。
- 靴の脱ぎ履きとその収納
- 傘の収納
- コート・ジャンパーの着脱とその収納
- 姿見
- 買い物やお出かけ用荷物の一時置き場
- 判子や”車の鍵”の置き場所
そして以上の機能を充足するために、靴収納、コート掛けや傘置き場、靴の着脱用のベンチや小物収納といった要素が必要になってきます。
今回のリノベーションでは、これらの機能と各要素を組み合わせた、複合用途の玄関家具を考えました。現在据えつけているのが、そのうちのベンチと靴置き場を兼ねた”造作収納”です。(この家具の正面に、傘置きとコート掛けと姿見を兼ねた複合家具がつく予定です)
向かって左側に玄関扉がありますが、入って直ぐのタタキ部分にベンチがあります。高齢の方が立ち座りが楽なように、手摺り棒をつけています。手摺りの横が靴収納になります。高さのあるブーツなどは、ベンチ下に収納します。
一番右側はプライベートゾーンへの入り口です。この部分に扉が突く予定ですが、全体を一つの大きなフレームで纏め、素材もオニグルミの突き板で仕上げることで、一つの大きな家具となるようにデザインしています。
二枚目の写真は、建具や靴収納の扉が付いた完成形です。