Blog建築家が考える
プレミアムリフォーム・リノベーション

Architects think of Premium Reform & Renovation

高級マンションリフォーム・リノベーションの設計とデザインについて。
そのプロセスとノウハウを余すところなく公開しています。

セミオープンキッチンの組立て-2

白金台H邸

先週途中まで組み上がっていた白金台H邸の造作セミオープンキッチンの組立てが終盤を迎えています。

キッチン内部のコの字型キッチンがほぼ組み上がり、そこから一段上がった対面のL字型カウンターの組み上がりつつあります。

こちらがキッチン内部のコの字型カウンターです。中央にハーマンのガスレンジとオーブンが入り、その左右にはひょうたん型のハーフェレのコーナー収納が入った贅沢な作りです。

大きな窓に面したシンクカウンターは、景観を遮る吊戸棚は止めて、オープンになっています。2段のカウンターの継ぎ目部分には、60センチ幅のミーレの大型食洗機が入る予定です。窓横には吊戸棚がありますが、ちょうど写真で中央部には、ガスレンジからのダクトが梁型をくぐって外部へと繋がるダクトの出っ張りが見えます。そのダクト型をちょうど隠す形で吊戸を調整して貰っています。

二段になっている対面カウンターは、このようにL字型で柱型へと向かっています。こちら側にも引出と開き扉の収納が付いています。

2段カウンターをイートインコーナーから三重うろ、このようなレイアウトとなっています。正面右手のカウンター下に大きな隙間があるのは、ビルトイン型のワインセラー置き場となっています。ワインセラーを使わない人にとっては、ちょっとした奥さま用の家具コーナーにもなります。

L字カウンタのコーナーと壁との取り合いがまだ完成していませんが…

ちょっと面倒な納まりとなっているので、こちらのピースと、もう一本の長物を組合せて、カウンターが壁の内側まで入り込んでいるようなデザインに仕上げて貰う予定となっています。

こちらが組み上がる直前のキッチンの全容です。

その他、玄関の靴収納が組み上がり、廊下と玄関ホールを区切る建具も吊り込まれました。僕らが得意としている一部透明ガラスを入れた、特注取っ手を組み込んだ引き戸となっています。天井も玄関ホールと廊下で、引き戸の上吊レールで見切ることで、クロスの色を変えています。

玄関ホールすぐ横の来客用トイレの手洗いカウンターも組み上がっています。

工事をお願いしているリフォームキューの営業&設計担当の森井さん、現場担当の高橋さん、そしてキッチン・アルノの水野さんが今後の予定をスケジュールを組みながら、これからの工事の段取りを組んでくれている様子です。