オーダーキッチンが組み上がった白金台E邸の現場に、多数の造作家具が運び込まれ取り付けが始まっていました。
まず最初に据え付けられたのが、リビングの作り付け収納です。左右に扉無しと扉付きの収納が交互に並び、中央にはテレビを壁掛けで据え付けるボードが配置されています。向かって右側の扉付きの収納の中に、DVD等のAV機器を入れて、テレビからはパネル裏を通して配線する計画となっています。
右側棚の中段の扉を開けた内部の様子です。配線孔だけでなく、扉と箱の間には通気の工夫もしております。
現場に、ちょうどテレビの壁掛け金物が届いていたので、スタイル・イズ・スティル・リビング(SISL)の齊藤さんと弊社担当の竹田さんが中身をチェックしてくれました。
玄関入ってすぐ左側の靴収納の箱も取り付けが始まっていました。リフォームの場合は、既存の壁同志が直角でなかったり、床と壁の関係も斜めになっていたりするので、実測をしていても、現場での調整が必要になります。
天板に天然大理石を載せるので、どこにフィラー(隙間を埋める材)を入れて逃げるかを、SISLの齊藤さんと現場監督の中川さん、そして造作家具のアルノの鵜飼さんが調整してくれています。
ちょうどこの靴収納の反対側の壁の木製パネルも造作家具屋に設置してもらっています。三枚割のパネルの中央が隠し扉のようになっており、その奥に来客用トイレが隠されています。
来客用トイレ内の手洗いカウンターも設置されていました。
手洗いカウンターの床面からの高さを、E邸の奥さまが気にしていらっしゃったので、ちょうど現場に届いていたハーフヴェッセル型のボウルと水栓を設置して…、
奥さまと背丈がほぼ同じの弊社スタッフの竹田さんに実体験しながら高さをチェックしてもらいました。実際には、お近くに仮住まい中のお客さまが夜に現場に寄ってみて下さり、問題ないことを確認させて頂きました。
廊下途中の壁に埋め込まれた収納も設置されていました。冷蔵庫の隣にウォーターサーバーを置く予定ですが、そのウォーターサーバーの水のストックが入る寸法で計画しております。
こちらは後日の廊下の様子ですが、壁仕上げをクロスパネル張りとしていますが、同じクロスを巻き込んだ扉を作って、収納が壁に溶け込んだように仕上がってきました。