Blog建築家が考える
プレミアムリフォーム・リノベーション

Architects think of Premium Reform & Renovation

高級マンションリフォーム・リノベーションの設計とデザインについて。
そのプロセスとノウハウを余すところなく公開しています。

お客さま検査&お引き渡し@元麻布J邸

元麻布J邸

元麻布の築25年、120平米のマンションリフォームプロジェクトの元麻布J邸の工事が終わったとのこと、お客さまと一緒の施主検査に行って参りました。僕ら建築やインテリアの世界では、「施主」という言葉はあまりに普通に聞く言葉なのですが、ネットで調べると「施主」という言葉は、法事や供養、お寺などの宗教的な用語がメインで、その他の用途として建築や造園等で資金を出す注文主という意味で使われているようです。カガミ建築計画では、いつからか「お客さま」という言葉に置き換えています。

まずはお決まり(?)の記念撮影で、真ん中にお客さまのJさまご夫妻で、左からリフォームキューの現場監督の滝川さん、設計営業の大久保さん、カガミ建築計画の担当スタッフの松藤さん、リフォームキューの坂本さんと各務です。

リフォーム前にほぼ同じ位置で撮影した工事着工直前の写真と比べると、空間の広がり、そして素材や色味の変化が良くわかりますね!

初めて養生が取れた生まれ変わったご自宅を見て、とても感動してくだっているお二人を、本日はお客さまの検査の日ですからと、現実に引き戻しつつ(笑)各空間をご一緒にチェックして回らせて頂きました。

オーダーキッチンでは、各扉や引き出しのスムーズさを確認して頂いたり、調理カウンター周りのシールの状況などをチェックして頂きました。

こちらは「すごく使いやすそう!」と喜んで下さった洗面廊下ですが、収納やメディスンキャビネット内部のコンセントなどを確認して頂きました。

寝室手前の廊下にリフォームキューが設けてくれた小さなニッチは掃除機置き場を想定しています。

こちらはお子さまたちの部屋ですが、お子さまたちが選んでくれたアクセント壁紙の可愛さに喜んで下さっている様子です。

ご主人さまが特にこだわってくださったハイテグラ仕上げの壁の壁掛けテレビとコーナー収納と梁下照明は「カッコよい!」ととても喜んでくださいました。

そうこうしているうちにリッツウェルにオーダーしたダイニングテーブルが現場に届き、組み立てが始まりました。

MTテーブルという無垢材の天板と金属の脚の組み合わせのテーブルですが、無垢板の裏にきっちりと補強材が入っていることを、組み立ての時に初めて詳細に見学させて貰いました。

キッチン前にダイニングテーブルが置かれた様子です。淡いグリーンのカーペットに、大判大理石調タイルカウンターに黒い扉のキッチン、グレーを基調にしたインテリアに、ウォールナット無垢板とブロンズ色のシャープな脚のダイニングテーブル、とても良くマッチしていますね。
今回の元麻布J邸の取り組みは、弊社のデザインアドバイス、設計施工でリフォームキューの請負いというスタイルですので、現場が始まってからの設計側のチェックや検査立ち合いは、このブログの記事を書かせて頂くことを条件に無料でのサービスとしております。従ってこの日のお客さまと設計側のチェック項目についてはリフォームキューの大久保さんが纏めてくれています。

そして、1週間後…。

リフォームキュー主体でのお引き渡しとなりました。オーダーキッチンのリビングプロダクトの取り扱い説明の様子です。手前左に置かれているのは、Jさまご夫妻がお手持ちの馬の置物です。

洗面所のリネン収納の扉を開け閉めする際、指を挟みそうな箇所があった為、どのようにほしゅうしかたをご説明している様子です。手前の壁と突き当りの壁に、すでにお客さまお手持ちのアートが飾られていますね。これはJさまご夫妻がお引き渡しの前に、一部の家財道具やアートを入れさせてもらいたいとのリクエストがあり、覚書を交わしたうえで事前搬入とアート取り付けをリフォームキューが引き受けたという経緯があります。

洗面廊下の壁収納側の下部には、昼間と夜間で人感センサースイッチを切り替えるための特殊な装置が入っているので、それをお客さまにご説明している様子です。そして、このお引き渡し&取り扱い説明のすぐ後にお引っ越し作業が入っています。
素敵なご自宅の完成とお引き渡し、どうもおめでとうございます!完成後の様子はこちらをご覧ください。