高輪I邸の工事現場は高速進行中です。無垢のナラ材を白く染色塗装した幅木を、ほぼ全て12.5ミリのプラスターボード(石膏ボード)とフラットに仕上げて貰っています。フラット幅木は面巾木(ツラハバキ)とも言われます。
ボードと幅木の間には、プラスチック製塗装用の見切り材を挟んでいます。
見切り材は、創建の34056を使って、3ミリの目透かしを入れています。
先般、壁下地としてのLGSのメリットを書きましたが、今回のように、裏地なしで幅木を取り付けようとすると、LGS下地では頼りない状態なので、写真のように木の下地をLGSに挟んでもらっています。
ほとんどの建具が、枠なしの引き込み扉で、おまけに段差もあって、面倒な幅木の納まりですが、大工さんたちが丁寧に仕上げてくれていました。
ウォークイン・クローゼットに光と取り込む、嵌め殺しの欄間窓の枠も、同じ見切り材を使って、目透かしに収めて貰っています。
この写真は、事前に楢材の幅木を染色して貰っている様子です。余り白くすると、不自然なので、オスモの白を薄めて一度塗りした状態で使うことにしました。
目透かしの部分が後で覗きこめてしまうので、取付け前にすべての幅木を塗装しておく必要があります。今回の工事をお願いしている工務店青の駐車場で塗装屋さんに塗って貰っている様子です。