渋谷区Q邸の現場に、楽しみにしていた特注のスチール製扉が吊り込まれました。
写真では少し見にくいのですが、大工さんの矢野さんが作業している右はFIX(フィックス・固定建具)で、作業服の川野君の左側に開いた扉が吊り込まれています。
こちらが、お客さまとのデザイン検討時に描いた、廊下側から見たスケッチですが、ほぼ似たような様子に出来上がってきました!デザイン的には、フランスのビストロ等にあるアールデコをモチーフとしています。
親子扉(正確には親子子扉ですが…)をアップでみるとこのようになっています。まだガラスが入っていないので、スケスケ状態ですが、これまでは無機的な素材の色味だけのデザイン要素が多かった空間に、恣意的なデザインの建具が入ったことで、空間がイキイキとして見えてきました!
ちょうどお客さまのQさまも現場に来て下さり、この建具を見て、とても喜んで下さいました。
二つの建具に挟まれた柱型部分にも、建具のハカマ(下枠)と同じ高さの巾木をつけて貰いました。
建具のハカマ部分はスチールの焼き付け塗装で、巾木部分は塗装した木製ですが、色とツヤ感が揃うように特注で作って貰った巾木で、大工の矢野さんが丁寧に取り付けてくれました。
ここからはガラスを入れる瞬間と最後の清掃時まで、養生で囲まれてしまうので、しばらくの間見納めとなります…。
先日来組み立てていたキッチンはガラス扉やレンジフードのカバー等の細かい部分以外は仕上がって、ビニールで養生されています。その左側の造作家具で作られたダイニングカウンター部分もビルトインのワインセラー2本分以外は出来上がりました。
カウンターの厚みや、扉の寸法が横並びで揃っていることを確認するために、現場監督の岡田さんにお願いして、養生シートを部分的に剥がして貰いました。
キッチンでは、床のタイル張り工事が進行中でした。
フローリングを壁に張る作業も、最後の2枚となり、もうすぐ終わりそうです。
玄関ホールの壁の加工大理石のサルバトーリ張りも、きれいに収まっていました。
玄関と大型のシューズインクローゼット(SIC)の床に張る大理石の割り付けを、石屋のキダマーブルの
担当者と打ち合わせをさせて貰いました。