Blog建築家が考える
プレミアムリフォーム・リノベーション

Architects think of Premium Reform & Renovation

高級マンションリフォーム・リノベーションの設計とデザインについて。
そのプロセスとノウハウを余すところなく公開しています。

関西I邸の一年点検

関西I邸

ちょうど一年前にリノベーション工事の竣工・お引き渡しをした関西I邸に、工事会社のかわな工業の河原林専務と現場監督の原さん、そして弊社担当スタッフの竹田さんと各務の4人で伺ってまいりました。

関西I邸の一年点検

ちょうどご夫妻がご自宅にいらっしゃるタイミングで検査に伺えたので、まずは最初に美味しいお茶とお菓子をいただき、一年ぶりのご挨拶をさせていただきました。

関西I邸の一年点検

週に一度お手伝いさんを呼んでいるに加え、収納アドバイザーがお引っ越し前から入ってくれたことで、物の置き場が決まっており、とても整理がしやすいとのことでした。

関西I邸の一年点検

ちょうどソファ正面の壁は、昨年12月号の雑誌モダンリビングのサルバトーリ対談でも話題になった、加工大理石張りの壁です。この壁の仕上がりがあまりにきれいなのを見たお客さまが、壁掛けテレビはやめて天井に埋め込んだ昇降式のロールスクリーンと短焦点型のプロジェクターに変えたいとのことで、急遽変更した部分となります。実際に短焦点プロジェクターを体験したことが無いとお話をしたところ、見てみますかと仰っての実演(笑)となりました。

関西I邸一年点検

2つの部屋を連結した廊下に作った家族用本棚には、ぎっしりと本が詰まっていましたが、家族写真用のスペースはまだガラ隙きでした…。

関西I邸の一年点検

廊下からコーナーを曲がったところに設けた子供用本棚ももう満杯でした!

関西I邸の一年点検

点検内容としては、壁と壁の取り合い、あるいは壁と天井の取り合いのひび割れがほとんどでしたが、この洗面所では、お子さまがタオル掛け用の手すりに登ってしまい歪んでしまったとのことで、違う種類のタオル掛けに付け替えることになりました。ちょっと写真では判り難いですが、河原林専務がカウンター下に潜り込んで、現場監督の原さんと付け替えの方法を相談している様子です。

関西I邸の一年点検

良くよく考えただけキッチンがとても使いやすいとのことで、いろいろと良い点を褒めていただきました。キッチンにいると、玄関からダイニング、その奥のお子さまの勉強コーナー、そしてリビングと家の主要部が見渡せるのが本当に便利だとのことでした!

関西I邸の一年点検

こちらはダイニング側からキッチンを見返した様子です。竹田さんの足元にワンちゃんのMちゃんとMちゃんのコーナーが見えています。

関西I邸の一年点検

湿気や乾燥などでの木部のズレや歪みが出ていないか心配だった吹き抜け天井ですが、とてもきれいな状態でした。

関西I邸の一年点検

ご主人さまのご両親からの結婚お祝いのウォールナット無垢板天板を改造した特製テーブル、大きくてとても使いやすいとことでした。かわな工業のお二人と、一年点検での是正項目、そして洗面の追加工事の内容を最後に確認して、補修日程を改めて調整のうえご連絡することとなりました。
この一年間暮らしてみて、とにかく使いやすくて、本当にカガミ建築計画にリノベーション設計をお願いして良かったと最後に言っていただき僕らも本当に嬉しかったです!どうぞ今後ともよろしくお願いいたします。