先月解体工事が終わり、リフォーム工事が本格的に始まった神戸M邸の現場に、スタッフの竹田さんに監理に行ってもらいました。
ガランドウだった現場には、床下地と天井の下地も作られ、水廻りを納めるボックス状の構造体も徐々に姿を現し始めていました。
このボックスは天井まで届かない高さに抑え、天井を介して空間がつながっていることを感じられるデザインとしています。上部には子供が載れるミニロフトとする予定なので、ある程度の荷重に耐えられるように、60ミリ角の木柱を使って組んでもらっています。
箱の内部には、既にオーダー式のユニットバスも組み立てられています。床が下がった所に、給水と給湯管、更には排水管も見えていますね。床は浮き床というシステムで上げることで遮音性能も確保しています。
こちらがオーダー式のユニットバスの内部です。大理石を使ったハイグレードな仕上げとなっています。
設備絡みでは、キッチンの個所の設備配管の立ち上がりもきちんと設けられていました。チョコとした様子が可愛らしくて、つい撮影してしまいました。
因みに、こちらが事前に工務店から送って貰っていた
床下の配管状況写真です。
こちらは曲がり天井の下地部分です。カーブした部分に、水回りボックス越しのLED照明が光を当てて演出する予定です。東京のマンションリフォームではLGS下地が多くなっていますが、久しぶりに木製下地の工事を見ると、在来木造の新築現場のようで、嬉しくなります。
当日は、現場監理だけでなく、造作家具と建具の打ち合わせもありました。遠隔地はそれほど頻繁に現地に行くことができないので、行ける際にはなるべく多くの打ち合わせを入れて貰い、一度で多数の用が済ませるように手配をお願いしています。
こちらで用意した図面に沿って、造作家具屋さんが図面とスケッチを起こしてくれ、それを現地で寸法を当たりながら、建築との納まりを考えて、問題になりそうな部分をピックアップしてゆきます。今回はこの段階で一度東京の持って帰って貰い、こちら側の考えをメールで伝え、訂正をお願いする流れとなっています。