大工工事も真っ盛りの南麻布S邸の現場では、大きなリビングダイニング空間の天井造作が始まっていました。
空に浮かぶ巨大な空母(?)のようですが、この写真だけではなんだかわかりませんね…。
大梁1本と小梁1本を間に挟んで、二つの大きな折り上げ天井が並ぶので、梁型をどのように処理するかを工夫いたしました。集中冷暖房の吹き出し口も折り上げ部分に入れて、天井の平面がきれいになるようにしてもらっています。
大梁については、デザインで回避することはできないのでリビング部分とダイニング部分で2つの折り上げに分割しています。小梁については、出来上がりを楽しみにしてください。
折り上げ部分のアゴにつける、モールディングを利用した間接照明の造作図です。今回は、デザインアドバイス業務でお手伝いしているので、このような図面はリフォームキューの担当の森井さんに書いてもらっています。
先日の現場原寸打ち合わせで決めた石張りの壁の下地も既に立ち上がっていました。
キッチンからパントリーとユーティリティーを経て玄関へと続く動線部分の壁も立ち上がっています。こちらも壁を薄くして、引き戸を引き込んだり、リビング側からAV収納が出っ張った部分をパントリー側で棚として処理するなど、面倒な造作が沢山ありますが、きちんと設計内容通りに施工されています。
キッチン部分の設備配管も施工されていました。シンクと食洗機用の排水管が2本に、水とお湯の管がペニンシュラ型のキッチンの対面シンク側に設置されています。
現地を見た後には、ご近所に現在お住まいのお施主さまのお宅に伺って参りました。この写真ではよく判らないのでしょうが、右側の奥さまが抱っこしているのが、生まれて一週間目の赤ちゃんです…。無痛分娩での安産だったとはいえ、出産直後なのにお打ち合わせに出席してくださったRさんと赤ちゃん、どうもありがとうございます!