2月初頭からリノベーション工事が始まった六本木T邸もほぼ工事が終わり、設計検査に行って参りました。工事最終段階は、ほぼ毎日現場を見ているので、機能的なことはほとんど問題なく、塗装抜けやヨゴレ・キズを中心に見てきました。
こちらは検査内容をチェックしたメモです。メモの中で「なみだ」とあるのは、造作家具の扉を開けた際に、何かぶつかってしまう個所に貼る、クリアバンパー(戸当たりクッション:略称ナミダ目)の事です。チェック内容を現場監督の寺井さんと照合して、お引渡しまでに直してもらうことになります。
同時にガス感知器やインターホンのテストも行っています。ポケット型のガス噴霧器で検知器の感度をチェックしている様子です。
外壁に面した窓には、隣棟からの視線が気になる箇所は視界制御フィルムを、関係ない個所には紫外線防御フィルムを貼って貰っています。視界制御フィルムは非常に高価な物なので、二人掛りでとても慎重な作業でした。右の職人さんの足元にあるポンプには、界面活性剤(石鹸)入りの水が入っており、それを窓ガラスとフィルムに吹掛けながらの作業です。
こちらは、本日お施主様のお宅に伺って受け取ってきた液晶テレビをセッティングしている様子です。引っ掛ける仕掛けを理解したうえで、マスキングテープでテレビ設置位置を確認の上、まず取付け金具をビスで固定します。
取付け後の様子です。ケーブルを背面の穴から通しながらの作業で、大人4人掛りで2時間ほどの大作業でした。辰の畠中さん、電気屋の金沢さん、設備屋の大駅さん、造作家具屋の森村さん、どうもお疲れ様でした。
帰る際の六本木ヒルズレジデンス裏の桜坂では、終わりかけの桜がここぞとばかりに咲き乱れていました。