Author Archives: Kenji Kagami
2019.11.18
カラフルなカーペットの色味選び@麹町K邸
[麹町K邸]
お見積りもほぼ纏まって、インテリアの素材や色味の打ち合わせ中の麹町K邸のお客さまと、色彩豊かな輸入物カーペットの色味選びをさせて頂きました。

国産のカーペットは高級になればなるほど、ウール素材への拘りの為か色味が地味になる傾向があるので、アメリカとドイツのブランドのカーペットのサンプルを取り寄せておきました。
1つは米国製のファブリカのシェ・シリーズ(コンフォート社)のもので、もう一つはドイツ製のフォアベルクのスペリアー・シリーズ(アーテリアー社)の物です。

濃紺や紫、赤やグリーンなどの色味にご興味を持って下さり、それらの大判サンプルを取り寄せて、他の色味と合わせて決定してゆきたいとのお話しになりました。

洗面所の床はペットのワンちゃんのお世話もあるので、滑らず耐久性があってそれなりの強さがあるものとのご希望だったので、 スウェーデン製の塩化ビニール製の織物床シートの一種のボロンをご紹介いたしました。

また、浴室は既存のユニットバスを再利用する計画となっておりますが、壁材と床材の汚れが気になるとのことで、上張りできる薄型タイル(3.5ミリ厚)のプクシースリムの色味も見て頂きました。

また、書斎部分には羽の要素も入れたいとのご要望で、和紙の見本もお見せいたしました。

光を透過する和紙を障子のように窓際に張ることを考えて、和紙ブランドのカミズムに幾つかのサンプルをお願いして、事務所の打ち合わせ室の窓に張って、光の透過や外からの透け具材を確認して頂きました。
2019.11.14
品川N邸現場にユニットバス搬入
[品川N邸]
品川区の高層マンションペントハウス(最上階住戸)の現場にユニットバスが搬入されてきました。

写真の黒い箱のようなものが、半分に分割された防水パンの片割れです。最近はオーダーユニットバスの立ち上がりの高さが低い防水パンばかりだったので、久しぶりに見る大手設備メーカーが作る防水パンの堅牢さを見て少々驚きました。

浴槽も側に防水用の縁(フチ)が最初から取り付いており、ちょっとやそっとの振動や揺れでは水が漏れなさそうな安心感がありました。

ユニットバスを設置する予定の場所ですが、床にはセット化されている下地材が組まれており、こういった部分も規格寸法で作られていることで、組み立てスピードの早さの秘密が良く分かりました。

その他の部屋の大工工事も確実に進んでいます。リビングの床にはTESの床暖房パネルが張られ、

窓際のカーテンボックスもきれいに撤去されていました。

ソファを置く裏面の床の指示した位置には、床暖房パネルを避けた位置に床付け用のコンセント穴があけられていました。

キッチン背面、トイレの横に来るPS(パイプスペース)のサイズもこちらとの打合せ通りになっていました。

施工会社のスタイル・イズ・スティル・リビングがいつもお願いしている大工の大迫さんともこれで4つ目の現場となります。マンションリフォーム工事用に大迫さんが自分で工夫して作った道具箱には、毎回ながら感心させられてしまいます。
こちらの台車には掃除機が組み込まれています。

こちらは、ビス打ちなどで使うコンプレッサーとタッカーなどの備品を組み込んだ台車です。

台車同志は高さ、サイズを揃えてあるので、このようにベニヤ板を上に載せれば作業台にもなる優れモノなのです。

現場の資材や道具がきれいに片づけられた様子は、毎回ながら現場監督の中川さんと大工の大迫さんの誠実な姿勢を見るようで、気持ちが良いものです。
2019.11.12
壁床共に大理石張りの玄関ホール@広尾O邸
[広尾O邸]
デザインアドバイスで始まった広尾O邸の工事が着々と進んでおります。

リビングダイニングキッチンは床材を張り替えるので、一旦既存のフローリング材が全て撤去されています。正面奥の壁は、飾り棚との取り合いで、梁型のサイズを変更しています。

梁型を飾り棚の寸法に合わせてフカす(膨らませる)と窓サッシ枠との取り合いが変になってしまうので、カーテンボックスを作り直して、その袖壁でフカした梁型を受けるデザインにしています。

玄関回りでは、今回のリフォーム工事の最重要ポイントである、床と壁の大理石張り作業が進んでいました。大理石は価格が比較的リーズナブルでいながら上品な表情をしているオデッサ・ベージュを使っています。

玄関のタタキ部分と玄関ホールの床は当初より2センチほどしか段差がありません。同じ素材を床に張ると段差が見えにくくなり、躓く原因となりやすいので、斜めに加工した同材の玄関框を廻して貰っています。
因みに、タタキ部分は水磨きで、ホール部分は本磨きでツヤを変えています。

床は玄関だけでなく、水回りゾーンへと続く廊下や、キッチンの床部分にも張り伸ばされています。

こちらは、また数日後に現場に寄った際の様子です。壁の大理石張りは、本磨きと水磨きを混ぜて張る面倒な仕様になっています。右奥に見えるのがリビングダイニング空間です。

大理石張りの壁の端部がリビングダイニング側から見えてくるのですが、大理石のコーナー部分を薄く処理して、クロスを張る壁とフラットに仕上げて貰っています。

既存のフローリングを剥がしたLDの床には新しい床暖房のパネルが張られていました。