Author Archives: Kenji Kagami
2014.05.28
都心のタワーマンション特集@都心に住む
[ニューヨークS邸]
いつもお世話になっているリクルート社の雑誌「都心に住む」がタワーマンション特集を組んでいます。
都市を愉しむ最高の選択「東京&ニューヨークタワーに暮らす」というタイトルで、東京とニューヨーク、両方の事例として僕らが設計したリフォーム&リノベーション事例を掲載して貰いました。
まずニューヨークの事例として、アッパーイーストサイド・カーネギーヒルのマンションリノベーション・S邸が掲載されました。取材・撮影時の様子はこちらです。
東京の事例としては六本木ヒルズレジデンスの高層階リフォームが載っています。実は、ニューヨークS邸も六本木T邸も雑誌に掲載されるのは初めてなのです。こちらの取材・撮影時の様子はこちらです。
ニューヨークの事例としては、各務の友達のEiko Sakaiさんが働いているKoko Architectureが設計した事例も載っています。372平米と大きなマンションのハイエンドリノベーション事例として、見逃すことができません。
最後にオマケですが、六本木のお宅の写真、後半の新築分譲マンションの広告ページのトップにも使ってもらっています。取材のご協力くださったお施主さま方、どうもありがとうございました!東京とニューヨークの高層マンションの歴史や特徴などがとても読みやすく、判り易記事に纏めてあり、300円の価格は絶対にお得ですので、これからタワーマンションの購入、またはリフォーム&リノベーションをお考えの方には必読の雑誌です。
2014.05.20
広尾のマンションリフォームNプロジェクトがスタートします
[広尾N邸]
渋谷区広尾の丘の上の抜群の場所にある、築40年のマンションのリフォームプロジェクトがスタートしました。
現在香港在住のお施主さまは、以下のポイントが気にいってこの物件を新たにご購入なさったそうです。
- 近隣でもっとも標高が高く、西側が丘陵状に落ちており、南側も抜けた抜群の敷地であること
- 171平米の大型マンションで屋上階にあって天井高さも今以上に確保できそうなこと
- 建設当時の一流建築設計事務所が設計・監理したSRC造の建物であること
実は分譲当初は300平米のペントハウスとして発売された部屋だそうで、その後色々な経緯があって130平米とこちらの170平米に分割されたものだとのことでした。
西向きのキッチンは夏の日差しはきつそうですが、眺望も抜群ではるか遠くまで見渡せます。

こちらはマンション管理組合に保管してあった竣工当時の青焼き図です。エレベーターホールから二つの扉があって、どちらからでも入れる回遊動線のある間取りでした。
事前に頂いていた間取り図を元に、簡単なCAD平面図を起こして、それを基にどのようなリフォームが可能かをNさまご夫妻に説明している様子です。
こちらがその際の図面です。事務所としての使用を考えて事前にプランを用意しておりましたが、改めてNさまのご要望を伺いながら即興で書き換えてゆきました。
お二人から鍵をお借りしておいて、打合せのあとにPS(パイプスペース)に入り込んで配管状況をチェックさせて貰いました。写真の配管は排水管なのですが、珍しく銅管が使われていました。床と配管のレベルを比較して、室内ではシンダーコンクリート(軽量コンクリート)に排水管が埋設されていることが判りました。給水と給湯も一度リフォームされていましたが、そちらも古くなっていたので、やり直しが必要になりそうです。
こちらは天井裏の様子です。屋上のスラブ裏には木毛セメント板が一枚入っているだけで、断熱材は施工されていませんでした。最上階住戸なので、天井裏の断熱は必要になりそうです。その他、給水給湯管、電気の配線が天井裏を通っていることを確認いたしました。
この後実測したので、ある程度正確な図面を描いて、リフォームプランを練ってゆくことになります。











