Author Archives: Kenji Kagami
2011.06.09
ペイントリノベーションマンションの見学会
[見学記]
目黒S邸リノベーションの施工などでお世話になったオリエンタル産業がペイントリノベーションしたマンションのオープンルームに伺って参りました。
間取り変更などを伴わない、ほぼペイントだけで改装した工事だとのことで、ペイントリノベーションと名付けたそうです。
オリエンタル産業が扱っているポーターズペイントの少し濃い、くすんだ色でと堀田カーペットでコーディネートされています。因みに左手キッチンの壁に使われいる色は「鈍色(にびいろ)」という色だそうです。
寝室の正面に使われている色は「桜鼠(さくらねず)」だそうです。明るさや見る角度によって、ニュアンスが違って見えて、飽きにくい色でした。またポーターズ独特の手塗りのムラも良い感じに仕上がっていました。
寝室を反対側から見たアングルです。置かれていた家具と色合いがマッチしていて、小規模なリノベーション工事ながら、渋めで暗めの色合いのしっとりと落ち着いた雰囲気に仕上がっていました。
2011.06.08
ユーロデザインハウスのCaseStudyハウス見学
[見学記]
以前から興味を持っていた高級輸入建材のユーロデザインハウス(以下EDH)社の社長、ステファン・ダビドさんに案内して頂き、フローリングを始めEDH社の製品をふんだんに使った西麻布のケーススタディハウスを拝見させて頂きました。
元々は地下1階、地上2階建てだった住宅を、大規模に手を入れて、屋上にペントハウスまで作ったリノベーション住宅でした。
社長のステッフェンさんが手に持っているのがEDH社が扱っているマーフィーの幅広で厚突きの迫力フローリングです。
欧州でも最高級とされるフローリング材を幾種類も拝見させてもらいました。ヒビの処理の仕方や、写真手前のような表面のノコ跡のような凹凸が独特の魅力を発っしていました。
こちらは、ダイニングキッチンです。変形の逆L字型の特注キッチンとモルタル塗りの壁と天井、そしてオークフローリングで構成された空間です。
床をアップにした写真です。155ミリと185ミリと240ミリの三種類の巾をランダムに組み合わせたフローリングでした。
ダイニングとリビング間に設けた中庭です。元々は部屋があった個所で、減築して屋外空間を取り込んでいました。
こちらは屋上のペントハウスから繋がるウッドデッキのテラスです。六本木ヒルズが間近に見える魅力的な空間でしたが、残念ながら雨天だったので、ソファの座り心地は試すことができませんでした。
地下まで下りてから見上げた階段です。鉄の構造フレームにフローリング材を貼って作った、繊細でいながら力強く感じる不思議な階段でした。
こちらは1階の寝室です。リノベーションを設計した建築家の芦沢啓治さんとお施主様が一緒にデザインを考えた、高級素材をふんだんに使った、不思議な魅力をたたえた空間の数々を拝見させて頂きました。

こちらがCaseStudyハウスの外観です。この住宅が完成するまでのエピソードや間取り図はこちらのホームページにて紹介されています。ユーロデザインハウス社の高級素材とリノベーションの可能性を強く感じることができる、貴重な見学会でした。どうもありがとうございました。
2011.06.06
千葉夫妻設計の自邸見学会
[見学記]
友達の建築家、千葉洋・有紀さん夫妻が設計し、やはり友達の建築家、溝部公寛さんが施工した住宅(千葉さん自邸)のオープンハウスに伺って参りました。
斜面地で、変形敷地の、とても難しい条件の敷地でしたが、建築家夫婦らしい大胆な間取り構成と贅沢な吹き抜け空間を抱えた、とても魅力的な住宅でした。
ダイニングの直上にあるのが、この大きな吹き抜けです。二階には吹き抜けに面して、セカンドリビングがあります。
こちらは吹き抜けからの身オロシです。無垢のオークフローリングと白いクロス壁でとても清潔感のある空間に仕上がっていました。
リビングからダイニングとキッチンを見返したシーンです。敷地の傾斜を活かして、リビングを二段ほど下げていますが、その段差がリビングをちょっと囲まれた空間に作り上げています。ソファー背面のピクチャーウインドウに緑が映えていました。
所々に無垢の木材を使いながら丁寧に施工してある寛建設の技術力と、洗練されたディテールは安心感を感じます。快晴に恵まれたことで10%程魅力が増していたかもしれませんが(?)、本当に気持ちが良く、ずっと居たくなるような素敵な住宅でした。洋さん、有紀さん、住宅の完成どうもおめでとうございます!

















