Author Archives: Kenji Kagami
2025.02.26
オーダーキッチンのレイアウト検討
[大田区S邸]
ヴィンテージマンションリフォームの大田区S邸は、基本的な空間はクラシカルなイメージで進んでいますが、キッチンだけはモダンでシャープなデザインになさりたいとのことで、打ち合わせが続いています。

先先回のブログ記事で、リネアタラーラともう1社の2社に絞ったところまでを説明しましたが、その後の提案の中で、リネアタラーラ1社に絞ってキッチンレイアウトを検討してゆくこととなりました。

用賀のショールームのシャープなデザインと最新のビルトイン調理設備が展示されていること、更にはカガミ建築計画での実例が一番多いことも信頼できるし、担当の牧野さんもキッチンにとても詳しく、リネアタラーラに決定した次第です。

ここまで弊社担当の松藤さんが作ってきたキッチンレイアウトでは、シンクがダイニング側の対面カウンターに、コンロが背面の壁側にむいたカウンターにあるのですが、対面カウンターをフラットにするのか手前を少し隠せる2段カウンターにするかで迷っていらっしゃるSさまは、リネアのこの2段カウンタースタイルが参考になると色々な角度から使い勝手を想像してくださっています。

左の案が当初案なのですが、これだとうまく電子レンジや炊飯器などを隠すことが難しいのではとのことで、Sさまからの発案で、玄関側からの動線を封鎖して、冷蔵庫を位置を90度回転したらどうなるかを検討したのが右の案です。

なんとなく纏まってきたような気がするのですが、リネアタラーラの牧野さんに、プロとしての忌憚のない意見を聞かせて欲しいとお願いしたところ、このようなコメントを書き込んでくれました。

年に十数件のコダワリのお客さまのキッチンを作り続け、更に施工後の細かいクレーム対応もしてくれているだけあって、かなり細かい所まで指摘してくれるのでとても頼りになるのです。

仕上げ材のイメージも少しずつ固まりつつあります。コンロのある壁側ユニットは、なるべく調理機器が露出しないように金属塗装の扉でカッチリ作り込むのに対して、ダイニング側の対面カウンターは明るい大理石調の素材を使いたいとのことでした。

本当は天然大理石を使いたいところですが、メンテナンスのことを考えると二の足を踏んでしまうとのことで、現時点ではセラミックかクオーツストーンで検討中です。

人工照明の打合せテーブルの上だと、色味が判り難いので、ショールームの窓際にで扉材の候補をカウンター材の候補のマッチングを確認させて貰いました。

ご主人も交えてのお打合せ中で、玄関からキッチンの動線を本当になくして良いのかを再検討した結果、これから歳をとっていった場合、お子さま達やヘルパーさんに食事を作ってもらったりすることになったら、やはり玄関側からの動線があった方が良いだろうとのことで、当初案に近い形のレイアウトに戻りました。一旦キッチン部分だけでも概算見積りを出してもらおうとのことで、仕上げ材とビルトインの調理機器を暫定的に決めたうえで、お見積りをお願いすることになりました。

設計側が描いてきた図面をもとに、リネアタラーラが作ってくれた見積り用の図面がこちらです。

細かい材料の指定や、部材同士の取り合いまでを考えてくれた展開図も含めて、相当にしっかりと検討をしてくれました。
2025.02.25
リフォーム間取り案の変遷
[渋谷区L邸]
低層マンションの最上階メゾネット住戸の上階リフォームの渋谷区L邸では、最初から色々な経緯があってリフォーム案が変遷してきました。

最初にご依頼があった際は、主寝室と洋室はそのままで、それ以外の水回りやクローゼットを中心にリフォームをなさりたいとのご要望でしたので、水回りの位置は変えず浴室と洗面を作り直し、通り抜け型のウォークスルー・クローゼットを作る程度のご提案でした。

対案として、洋室の位置を移動して、ウォークインクローゼットを大きくする案も作ってみました。

玄関から主寝室を通らずに奥の洗面や浴室にアプローチできる動線を作ることの優先順位が強いことが判ったので、トイレとシャワーをコンパクトに纏めて、その周囲を回れるような回遊動線の案も作ってみました。

この階で一番大きな主寝室を窓際で一番明るく開放的なエリアに置くと、どうしても動線や水回りが苦しくなってしまうことが判ったので、一番右奥に主寝室を持ってきて、窓際にはご夫妻でリラックスできるミニリビングとミニバーをご提案したところ、これが一番良さそうだとのことで、この案をブラッシュアップしてゆくこととなりました。

各務がラフに作った案を、一緒に設計を進めてくれているハク・アーキテクツスタジオの後藤さん&関さんが図面化してくれたものがこちらです。ただ、まだ右上の洗面室奥のランドリールームと主寝室奥のトイレとシャワー室部分がうまく納まっていません…。

お客さまのLさまご夫妻とお打合せを重ねながら、更に細かい点を改善させていきます。ランドリーコーナーで洗濯機2台を斜めにする案は、突然に天からアイデアが降ってきたのです!

ランドリーの条件は、壁際のPS部分を触らないこと、寝室側にミニ冷蔵庫とゴミ箱を設置すること、寝室側のトイレの手洗いカウンターを使える寸法にすることの3つでしたが、この斜め案は全てをクリアすることができそうなのです。

その平面計画を内装デザイン、展開図、設備や照明等と合わせてハクが取りまとめてくれて、それを三井デザインテックが見積り用にリライトしてくれた平面図がこちらです。細かい寸法や造作家具や建具のデザインまで緻密に考えた図面となっています。
この内容で三井デザインテックが見積りを進めてくれています。
2025.02.18
お客さま検査@文京区S邸
[文京区S邸]
290平米超えの大型マンションリノベーションの文京区S邸のお客さま検査(建築用語では施主検査)でした。

先回の家族参観日で、お子さま達と一緒にいらしてくださった時から、大満足な仕上がりだと仰ってくださっており、この日は厳しい検査というより、家具のレイアウトやお手持ちのアートをどこに掛けるか、お引っ越しの日を一にするのかといった、これからのことのご相談がメインのトピックとなりました。

とはいえ、僕らも検査をしておいて貰わないと、お引き渡し時に何かあると困るので、事前に設計事務所側でチェックさせて貰った箇所を一つずつ一緒に見て回って頂きました。

気が付いたら(笑)事前にお客さまに家電量販店で購入しておいてもらった壁掛けテレビとサウンドバーも取り付けられていますね。

とにかく奥さまが一番気に入ってくださっているのがこのキッチンです。普通の日本サイズと比べると、通路幅もアイランドカウンターサイズも格段に大きいキッチンですが、3人のお子さま達と一緒にお料理をするのが楽しみと喜んで下さっています。

ご主人さまは、玄関入って正面の格子扉を開く瞬間が気持ちよいと仰ってくださっています。

お二人とも、このお嬢さまたちの部屋の読書コーナーも大のお気に入りで、息子さんが嫉妬しないか(笑)を心配なさっていました。

ご参考までに最初に僕が作った妄想プランと、リノベーション工事前のビフォー写真を用意しておいたのですが、お二人とも以前の空間をあまり良く覚えていらっしゃらないそうで、あまりの違いに驚いていらっしゃいました!

とにかく冷たい空間が嫌いとのことで、温かみのあるフローリングと手焼きのタイル、雰囲気のある輸入品の照明器具に変えたことで、本当に自分たちらしい空間に仕上がったと喜んでくださいました。

検査の終わりに、関係者皆での記念撮影です。左から、施工をお願いした株式会社青の現場監督の織田さん、青の片岡社長、S様ご夫妻、弊社設計担当で副所長の竹田さん、そして僕、各務です。
これからSさまご夫妻がアメリカやイギリスで購入なさった家具が入ってくるので、家具の搬入設置が終わってからお引っ越しになる予定です。