静岡県伊東市の個人別荘リフォームプロジェクトの工事も始まり、解体情況を確認に行って参りました。
リフォームではスケルトンという言葉が使われますが、建物を人間に例えると、
- 皮膚といえるのが内装仕上げ材、
- 筋肉といえるのが下地材や断熱材、
- 血管といえるのが電気配線や給排水の配管、
- 骨といえるのが構造体となります。
これらのうち、内装仕上げ材や下地材、断熱材や電気配線、給排水配管までを解体して、構造体だけになるまで裸にした状態を、
リフォームではスケルトン(骨組み)状態と言います。この状態まで内部を解体してから工事を始めるリフォームをスケルトンリフォームといいます。
床と天井だけでなく、間仕切りや壁のボード、お風呂やトイレ、キッチンまで全て解体した裸の状態となっているので、窓を開けると風がサァーと通り抜ける気持ちよい空間になっていました。スケルトンになると、人工的に調整した空調や、照明などがなくなるので、その建物と周辺環境の関係が、素な形で見えてくるのかも知れません。
スケルトンになっていることで、骨組みの健康状態を確認することが出来ました。想像以上に構造材はきちんとしており、腐ったりシロアリにやられている箇所は見受けられませんでした。また、浴室も解体してあったので、新しい浴槽の寸法や、壁や設備との取り合い寸法の打合せを行うことができました。他に新しいサッシの取り付け方法や、設備配管のルート、床暖房の工事手順などを打ち合わせて参りました。