二年前の冬に、リフォーム工事を完成しお引き渡しをしたた、軽井沢Y別荘に週末泊りがけで訪問して参りました。といっても、今回はお施主様のY夫妻に、鍵を借りて、妻と二人でだけで二泊させて貰いました。夜に出発して、深夜についてまず判ったことは、まず扉周りの暗さです。都会では、特別に照明を設けなくても、街灯でそれなりに明るいものですが、軽井沢の夜は本当に真っ暗でした。
車を止める位置を工夫して、その照明で鍵をなんとか空けましたが、照明つきのキーホルダーが必要なことがまず判りました。
そして次は、眠りに入る際に判ったことです。冷蔵庫のコンデンサーの音についてです。東京の騒音の中で暮らしていると、ほとんど気にしたことのない冷蔵庫の音ですが、本当に静かな軽井沢の夜では、時折冷蔵庫のコンデンサーがうなる音が、まるで野獣のうなりのように聞こえるのです。(Y家では「冷蔵庫が鳴いている」と表現しているそうです)
静かさを楽しむ別荘ライフでは、特に音のする家電にも気をつけなければいけないことを体感致しました。
翌朝に驚いたことは、朝の8時頃に、玄関の扉がノックされたことです。まさか誰かが来るとは想像だにしない中で、惰眠を貪っていましたが、突然のノック音に、すっかり目が覚めてしまいました。「どなたですか?」と尋ねても返事がなく、仕方なく薄く扉を開けたところ、待っていたのは小さな子供の訪問者でした。お向かいの別荘のお坊ちゃんで、Y夫妻のお嬢ちゃんのワカちゃんが来ていると思って、遊びに誘いに来てくれたのでした。知らない男の人が出て、男の子のほうがもっとびっくりしていたようです。
事情を簡単に説明して納得して貰いましたが、このような別荘の住人同士のコミュニティーが生まれることについても、勉強になりました。短い期間でしたが、色々な別荘ライフの特徴を体験させて貰うことができました。Y夫妻、今回の特別な計らい、どうもありがとうございました。
塗りあがった壁はとてもシャープで、張り増しした屋根のおかげで安心感もグッと増しましたね。今後ともどうぞ宜しくお願いいたします。