リフォーム工事が着工になった青山N邸の現場に行って参りました。
リビングダイニングの左側にあったキッチンの壁が解体されたことで、随分広く感じることが確認できました。
キッチンだけでなく、来客用トイレへの廊下壁と、玄関ホールからの建具もなくなっているので、物理的に広くなっているのは確かですが、この明るい解放感をリフォーム後の空間にどうやって活かすかがデザインの見せ場となります。
ダイニング側からキッチン側を見返した写真です。キッチンだけ下がっていた天井を、他の下がり天井とフラットにできるかどうかは、天井を解体して設備の配管をチェックしてからと考えておりました。
レンジフードの排気ダクトとエアコンの冷媒管、スプリンクラーの管が交差している箇所が幾つかあり、天井の高さを上げることは難しいことが判りました。
ここまでは、このスケッチのようなデザインのキッチンを考えておりましたが、天井の高さに変更が生じそうなので、もう少し練り直す必要が生じました。
玄関ホールの横にある靴用のクローゼット(シューズイン・クローゼット)の扉も枠ごときれいに取り外されていました。
こちらは来客用トイレの床です。便器の排水管位置は既に直されていました。以前のトイレに比べて、随分広くなりそうです。
こちらは玄関ホールから続く廊下の床とリビングダイニングの床の見切り部分を真上から撮影した写真です。玄関と廊下のタイルと、新しくフローリングを床にはるLDとの見切り線をどこに設けるかを現場で打ち合わせさせて貰いました。
ダイニング側から見たリビングコーナーです。右側の壁は、玄関ホールから廊下を経て、このリビングまで白系のタイルが続くことになります。
リビングの下がり天井には二つの天井カセット式エアコンが吊られていますが、その間のスプリンクラーなどの隙間を狙ってダウンライトを設置する予定です。どこに天井下地が入っているかを現場監督に事前にチェックしてもらい、その場にマーカーで印をしておいて貰った様子です。この位置を参考にダウンライト位置を検討してゆきます。