約一ヶ月前にお引渡しを済ませた田園調布F邸に、工事費の最終的な増減を纏めたリストを持って、共同設計者のイン・ハウス建築計画の中西ヒロツグさんとスタッフの川野君と一緒にご説明に伺って参りました。
解体の途中で判明したシロアリの被害や、その後の仕上げ変更等で発生した増減については、その都度ご説明していましたが、お引渡し+引っ越しが迫った外構部分の増減については、きちんとご説明が出来ていない部分もあったので、それを中心にお話を致しました。
引っ越しの最中に伺って以来でしたので、家具が置かれ、生活が始まった空間を拝見したのは初めてです。キッチン上部と吹き抜け部分に設けた間接照明は、お昼でもちょっと暗い日には点灯しているそうで、空間がのびやかに感じられました。
1階の奥にある子供のプレイエリアです。チェリーの床材と窓の外の楓の新緑がきれいに映えていました。幼稚園に通っている上の二人のお嬢さま、UちゃんとHちゃんたちのお着替えが置かれているだけで、まだ本格的には使われていないようでした。
こちらは2階の女の子たちの寝室です。ピンクの壁紙と現しになった梁、そして可愛らしいベッドやテントが本当に上手くマッチしていて、女の子であれば、だれでもが喜んでしまうようなインテリアに仕上がっていました。
ご長男のS君は、まだ2歳なのでこちらの部屋は古い家具が置かれた、洒落たアトリエ/休憩室のようなしつらえになっています。
子供たちはすっかり建物に慣れて、僕らを秘密の隠れ場所へと案内してくれました。こちらの子供用扉のように見えるのは、階段下の収納の玄関側からの取出し口です。スキー板や海の遊び道具などを、玄関から収納へ直接入れることが出来るように作った小扉が、このような形で活躍してくれているのも嬉しいものです。午前中1時間ほどだけ伺う予定だったのが、すっかりリラックスして、ランチまでご馳走になってしまいました。Fさまどうもありがとうございました!