杉並区S邸は180平米近くの大型マンションなので、窓が沢山あります。ガラスブロックの窓まどまで合わせると、(数え方が難しいですが)全部で14個ほどあり、それらの枠もお引渡し時に全て撤去されていたので、新しく作ることになっています。
こちらは、ダイニングに面した大きな出窓部分です。まだカーテンにするかブラインドにするか決まっていない時点で、枠を先行して取り付けることになったので、出窓に沿った形でも手前の壁に一直線でも、どちらのスタイルでもカーテン等を設置できるように下地を入れて貰っています。
こちらが真横から見たダイニングの出窓の枠造作です。きれいな木枠ですが、最終的には塗装の塗り込み仕上げになる予定です。
こちらは主寝室の変形出窓の枠取付け作業の様子です。発泡ウレタン工事の際に、事前に埋め込んでおいた木下地(木レンガとも言います)に隠し釘と、速乾性接着剤で取付け、クランプで乾くまで固定しています。
出窓が多く、こちらは子供部屋の出窓の開口枠です。アルミサッシのツバが歪んでいる個所もあったのですが、大工さんが丁寧に削り合わせながら枠を取り付けてくれたので、元からこのような形であったかのようにきれいに仕上がっていました。
断熱材を下地に吹いた壁では、GL工法で壁を作って貰っています。GL工法とは、写真のように下地を組まず、モルタルのようなGLボンドを団子状に取り付けて、その上から石膏ボードを押しつけて張ってゆくことで、きれいな壁ができるという工法です。壁下地の不陸(ガタツキ)にも対応し、時間も早く、費用も安いこと、更に仕上げ厚が薄いことが特徴です。
GLボンドとは吉野石膏の製品名で、Gypsum Liningの略語だそうです。写真左手前の袋に入ったの粉状のボンドを水で練って、すぐに使うことができます。
床のモルタル均しを先行させて、まだ壁が立っていないユーティリティー部分では、スタッフの渡辺さんが青の片岡さんと八木君と床の墨出し位置を確認してくれました。