ここまで約5か月ほどの工事期間が掛かったヴィンテージマンションのリノベーションプロジェクト駒沢X邸ですが、ようやく工事がほぼ終わり設計&施主検査とその手直し、そして取り扱い説明を経てお引渡しを無事完了することができました。
大きなリビングダイニングは、腰壁と同じ素材で回した造作のテレビボードが部屋の突き当りにある構成です。張り終わった後、すぐに養生されて隠れていた黒いフローリングと腰壁ががシックな雰囲気を醸し出しています。
手直しと組み立てに大変な手間が掛かった既存の建具も、何事もなかったかのように顔をして、玄関ホールとリビングの間に立っています。左右には工務店の青と造作家具屋の現代製作所が苦労して取り付けたダブルの遮音ガラスも無事、取り付けられています。
右奥へと廊下を進むと…、
お客さまが気にって取り入れた黄色いファブリック張りの収納建具が並んでいます。
玄関ホールの手前にはPSを楕円状にカバーして、人工レザーで巻いた筒が佇んでいます。左奥では青の片岡社長がフセンをつけてチェックした箇所を確認してくれています。
組み立て完成後、やはり養生で隠れていたキッチンです。オーダーキッチン屋のリブコンテンツがフルオーダーで作ってくれた奥さま拘りのキッチンです。
ワインレッドカラーの扉色の発色性には担当の鈴木さんも随分苦労したようです…。
Xさまが現場に来てくださったタイミングで、事前に届いていたペンダント照明の高さ確認をお願い致しました。下で男性二人が抱えている白い板は食卓の高さで、そこからペンダント照明の下端で85センチの高さで吊ることが決まりました。
アメリカ製の照明器具屋のアーテリアーズでお願いしたペンダント照明です。日本に輸入後、きちんとPSE認証( 電気用品安全法適合性検査 )を取得した照明器具です。
電気一般、そして照明器具の取り扱い説明(取説)で、ムラデンの藤木社長が来てくれました。
キッチンはリブコンテツの鈴木さんと、弊社の間瀬さんで細かく調理設備の説明をしてくれました。
ミーレの電子レンジ機能付きオーブンは日々進化しているので、ベテランの鈴木さんもXさまからの細かい質問にはタジタジで、マニュアルを見ながら皆で勉強しいるようでした。
オーダーユニットバスとシャワーユニットは、東京バススタイルの眞柄社長が主に使用後の清掃方法を中心に説明をしてくれました。
ガス乾燥機のカン太君の使い方は東京ガスの担当者が説明してくれました。
一番奥にある主寝室には、奥さまが気に入ったエルメスの壁紙を張っています。
お引渡し当日の朝には、カーテン屋のバウハウスが入って、カーテンレールの実測、切断、そして取付けまで行ってくれました。
社長の鈴木さん、自らがレールの取り付け、カーテンの吊り込みまで頑張ってくれました。
ペンダント照明やカーテンが入った状態でお引渡しを待つリビングダイニング空間です。
リビングからダイニング側を見返した様子です。カーテンも遮光裏地を取り付けたクラシカルエレガントな生地を選びましたが、空間とファブリックの相性もばっちりです。
トイレ、手洗い、メディスンキャビネットとカウンター、すべてが揃ったシャワーユニットとその手前の奥さま専用の洗面です。
取説に協力してくれた各会社の担当者とお客さまと一緒に、お引渡し時の記念撮影です。左から順に、バウハウス鈴木さん、リブコンテンツの田原社長、現代製作所の吉岡さん、リブコンテンツの担当の鈴木さん、青の現場監督の石坂さん、弊社担当設計者の間瀬さん、Xさま、各務、青の片岡社長、現代製作所の上林社長です。
長らくお待たせいたしましたが、すべての空間を気に行って頂けたようで、とにかくとても嬉しい竣工お引渡しとなりました!