六本木T邸の現場では、リビングの大壁の左官下塗りが始まっています。玄関からリビングへと続く左手の壁は、6.8メートルの長さがありますが、それを一枚のモルタル壁として表現することにしています。
リビング側から玄関を見返したアングルの写真です。緑と青でカラフルにカ養生された建具は、スチールとガラスの特注建具です。スタイリッシュなだけでなく、ちょっとインダストリアル(工業的?)でハードな雰囲気にするために、モルタルと鉄扉を組み合わせています。
下塗りの乾燥具合を見ている左官職人さんと、現場監督の寺井さんです。明日から仕上げ塗りに入りますが、わざと少しムラが出るように仕上げて貰う予定です。
左官と同時進行で塗装工事も進んでいます。こちらはテレビ・オーディオ収納ですが、左がパテ処理中の様子で、右がパテ処理後の状態です。ペニア板下地と埋め込まれたランバーコア製のニッチ収納、既に塗装仕上げされている棚という、三種類の違う素材が組み込まれているので、それらが一体として見えるように、継ぎ目部分に寒冷紗を貼った上で、パテ処理をしてはサンドペーパーで削り出し、またその上からパテ処理をするという工程を重ねて、丁寧に仕上げてくれています。
衛生機器や照明の取付けも始まりました。こちらは洗面・脱衣室の洗面ボール取付けの様子です。まだボールが入っていませんが、水栓が取り付いて、給排水を繋ぎこみながらボールを落とし込んでゆく段取りです。