品川区Y邸の現場は、木製の軸組(木軸=壁や天井の下地)が立ち上がって、さ ながら森のような様相を示していました。
最近のリフォーム現 場はLGS下地が多く、木軸は珍しいのですが、以前新築の木造住宅を設計していた頃を思い出すからか、何故かワクワクしてしまいます。因みに、LGSと木軸の違いは、過去の記事を参照してください。
手前にL字型の壁ができていますが、これは冷蔵庫を隠すカバー壁です。冷蔵庫は確実に必要なモノですが、壁掛けエアコンと並んで、空間を陳腐に安っぽく見せてしまう要素なので、毎回納め方に苦労しています。
冷蔵庫壁の後ろ、キッチンの突き当り部分の壁には、給水と給湯の配管が集まっています。この場所にヘッダーを埋め込む予定です。
木製軸組の天井下地も仕上がっていました。リビング部分とダイニング部分の天井高さを変えて、空間にメリハリを加える計画です。
洗面とトイレの間仕切り壁の下地も組み上がってきました。正面の木軸の後ろには給水・給湯と排水管が見えています。右の部屋がトイレですが、なるべく広くするために、壁も最低限の厚さで仕上げてもらうことになっています。
先回の断熱の記事の際には、まだ断熱が施工されていなかった、かつての窓部分にも断熱材が丁寧に張られていました。どうしても発生する隙間には、一液タイプの発泡剤が吹かれていました。
木軸が立ち上がったことで、部屋の大きさも少しずつ判るようになってきました。今後は手前に見えているボード類を壁と天井に張ってゆくことになります。