一番の難工事が予想されたダイニングの天井と壁のカラーガラス張りが終わった南平台N邸の現場です。
特注のスティールサッシにもガラスが入り、突板張りと白大理石張りの壁と相まって、スタイリッシュな空間に仕上がりつつあります。
こちらが同じ空間をリビング側から見た写真です。イタリア・リーバ社の長さ3mのテーブルと2.8mのベンチも運びこまれ、スケール感も掴めるようになりました。ダイニングの照明も取りき、光沢のある材料と艶消しの材料のコントラストも出て、大人っぽい空間のイメージが伝わるのではないでしょうか?
リビングの壁の造作家具もきれいに組み立てられました。既存の柱を取り込むようにデザインしていますが、家具屋さんたちの確かな腕で、柱の存在を忘れてしまうようにきれいに出来上がっていました。
カラーガラスを奥の壁に張った来客用トイレもほぼ仕上がっています。既存の床大理石に色味を合せたカラーガラスと塗装壁、そこにチーク突板とマロンブラウンの大理石を合せた造作家具という難しい組み合わせです。
玄関ホールには、途中でデザイン変更して、追加でお願いした姿見の鏡も無事取りつきました。お施主様からは、どこかの家具の扉の背面でも良いと言われましたが、扉の開き勝手が皆逆だったので、廊下壁のボードを一枚剥がしてもらい、このように壁とフラットに姿見を埋め込んでもらいました。
かたや寝室側ではモルテーニのウォークインクローゼット家具の組み立てが始まっていました。
これだけ大量の棚や引き出しが、わずか4畳ほどのウォークイン・クローゼット内に組み込まれるのですから、その密度も想像できるのではないでしょうか…。
両側にクローゼット家具を組み込んでも中央部分にそれなりのスペースが生じるので、この写真のような両側から使える引き出し家具を特注で作ってもらいました。モルテーニの場合は、すべての材料がイタリアから輸入となってしまうので、代理店でもあるアルフレックスにお願いして、上面がガラス仕上げで、両側から引き出せる、腕時計やサングラスなどの小物をしまえる引き出しを作ってもらいました。
竣工・お引き渡しに向けて大忙しの現場ですが、リビングの84インチのテレビ(BRAVIA/SONY)が運び込まれました。こちらはお施主さまに電気屋さんで別途発注して頂いたものですが、i-PadでテレビやDVDだけでなく、照明や窓際のブラインドまで一括でコントロールするシステムを組み込むので、その準備のために早めに搬入取り付けをしてもらうことになりました。