Author Archives: Kenji Kagami
2009.06.25
「都心に住む」のヴィンテージマンション特集に掲載 麻布MT邸
[麻布MT邸]
本日発売のリクルート社の高級マンション情報雑誌「都心に住む」に、リフォームのお手伝いした麻布MT邸が掲載されました。「いま選ぶべき価値ある家とは?ヴィンテージ・マンションに学べ!」という巻頭特集の事例として取り上げて貰っています。
ヴィンテージ・マンションとは、建ってから20〜30年しても、価値が下がらず、却って価格が上がることもあるような、人々に愛され、住み継がれる集合住宅のことで、この雑誌「都心に住む」が広めてきた言葉です。麻布MT邸のあるマンションも、マンション業界に詳しい人なら、誰でも聞いたことがある有名マンションで、ヴィンテージマンションとして憧れられています。
今回の特集記事には、麻布MT邸のお客様インタービューも入っています。元々このエリアの賃貸マンションに暮らしてたお客様が、どのような経緯で、このヴィンテージマンションを購入し、僕らににデザインを依頼してきたのかも詳しく記載されています。
マンションを選んだ際のポイントは幾つかあったそうですが、
- 国際色豊なエリア
- 構造の堅牢性
- 希望面積180平米以上
- 公園隣接
- 建設会社の実力
- メンテナンスの状態
などが決め手になったとのことです。麻布MT邸の素敵な写真と、読み応えのある記事以外にも、ヴィンテージマンションのお役立ちデータも満載ですので、どうぞ本屋さんでご覧ください。
2009.06.23
作り付け家具の塗装見本の作成現場
[白金台S邸]
マンションリフォームの作り付け家具の塗装サンプルを作ってもらうことになり、造作家具をお願いしている現代製作所の横浜の工場に伺ってきました。造作(作り付け)家具の色イメージを決めるプロセスは、これまでも随分苦労してきました。
今回は、ホワイトオークとオニグルミの二つの種類の材を使っていますが、それらの色見本を作ってもらうことになりました。調整・確認しなくてはならないのは、
- 色味(色付け)
- 仕上げ(塗膜のあるなし)
- ツヤありなし
などのポイントです。
お施主様と事前に相談していたイメージ写真をベースに、元の材料の色味をつぶさないで、品のある、自然な色合いを目指して、何度も色調整をしてもらいました。赤を強くしたり、黄色を強くしたり、出来た色をラッカーで薄めてみたりして、三種類の色を作り、それぞれのサンプルを作ってもらいました。木材も板目と柾目があるので、各色二種類お願いしました。
色を塗って、丁寧にふき取ったあと、クリアラッカーを一度噴きし”乾燥”させます。乾燥後、細かいペーパーを当てて滑らかにした後、仕上げのラッカーを二度噴きして、一時間ほど乾燥させて、サンプルの完成です。サンプルとはいえ、手を抜かない作成方法で、時間は随分掛かりましたが、おかげさまで、とてもきれいなサンプルが出来ました。
細かいリクエストに応えてくれた塗装屋さん、付き合ってくれた現代の藤田さん、どうもお疲れ様でした!
2009.06.21
家庭画報の取材・撮影 箱根別荘リフォーム-12
[箱根C別荘]
高級女性誌「家庭画報」の取材・撮影で箱根C別荘に伺って参りました。本日の取材・撮影は、編集の浦田さん、カメラマン、スタイリスト、アシスタント2人、うちのスタッフの岸本さんに笠原君それに私、各務を合わせて、総勢8人の大所帯です。あいにくの雨のなかでしたが、ちょうど週末に箱根の滞在中のお施主様にご協力いただいて、朝の9時からお昼過ぎまで、4時間弱で撮影を行って参りました。
まだ、使い始めてあまり時間が経っていないので、家具も少ない情況でしたので、伺った時点では、さっぱりした状態でした。それを、スタイリストとカメラマンが、家中のものや植栽を、撮影アングルに合わせてアチコチと移動させ、食器や食べ物などの小物まで駆使しながら、美しいシーンを演出してゆく様は、見ていてとても楽しく、勉強になるものでした。
撮影している様子を拝見していると、光の具合がやはり一番重要なポイントのようでした。こちらのお宅では、ほとんど全ての照明が、調光可能になっており、トラックライトも移動と向きの調整が可能なので、ほぼ全ての照明を調整しながら撮影が進められました。特に、大きな屋根裏に光を配りながら、手前を少し暗めにしながら、強調したい部分にスポットを当てて微調整するテクニックは、さすがだと感心しました。
取材は、カナダ人のご主人さまに、
- どのように設計者である、私、各務(カガミ)に出会ったのか?
- なぜ段階的にリフォームをしたのか?
- デザインや設備的なポイントは何か?
- 約半年使ってみての感想は?
などを私が通訳しながら丁寧に伺ってゆきました。雑誌の発売は8月1日予定です。どうぞ楽しみにしてください。ご協力くださったお施主様、どうもありがとうございました。
写真は参加者全員の記念撮影です。