Blog建築家が考える
プレミアムリフォーム・リノベーション

Architects think of Premium Reform & Renovation

高級マンションリフォーム・リノベーションの設計とデザインについて。
そのプロセスとノウハウを余すところなく公開しています。

壁や床の下地作り@麹町K邸

麹町K邸

麹町K邸のリフォーム現場、壁や床の下地作りが進んでおります。

リビングから廊下やキッチンを見返した様子です。向かって右側の壁にはモルテーニの壁面収納505シリーズが設置される予定です。

モルテーニから事前に指示された位置にベニヤ板の下地が入っています。

キッチンは、まだ奥に見える息子さんの部屋との間仕切壁がない状態ですが、床下の設備配管がキッチン屋さんから指示された位置に立ち上がってきていました。

キッチン内部からの写真だと、天井の同時吸排スタイルのダクトも指定位置にズラされていました。

洗面所も、床下の給排水管が適正な位置に立ち上げられていました。パッと見ると、先回の墨出しの際とあまり変わっていないように見えるのですが、こういった細かく緻密な作業が後々の正確さに繋がってくるのです。

こちらは主寝室からウォークインクローゼットを見返した様子です。

ベッドから見える位置に壁掛けテレビを設置する予定なのですが、壁掛けエアコンを設置する場所とテレビが被ってしまうことを現場から指摘されていました。

弊社担当スタッフの竹田さん、施工をお願いしている現代製作所の社長であり、今回のプロジェクトの現場監督でもある上林さんとがその打ち合わせをしています。

ちょうどこのタイミングで、Kさまご夫妻が現場に来てくださいました。

現場を一通りご案内して、問題点が何か、ご判断を仰ぎたい部分がどうなっているかをご説明した後、現場にテーブルで打ち合わせをさせて頂きました。
造作家具の突板の塗装サンプルが届いていたので、それらもご確認頂きました。

隣室の書斎スペースの工事もご一緒に見て頂きました。

こちらも、先回からあまり進んでいないように見えるのですが、床暖房の配管やミニキッチンの給排水配管等がきちんと進んでおりました。

こちらでは、造作家具で隠れる場所の給気口をどうやって処理するかを現場側と相談させて貰いました。

2連の給気口です。リフォーム前はこちらの部屋にも通常サイズのキッチンにレンジフードが、そして浴室の換気扇がありましたが、リフォーム後はミニキッチンでシンクのみのレンジフード無し、そして浴室も無くなったので、トイレの換気のみに対応する給気量で良くなるので、この前に被さるように作る造作家具の背面にチャンバーを作り、横面に新たなグリルを作って、そこから給気をするアイデアを現場側に相談させて貰いました。

インテリア素材&設備研究@渋谷区Q邸

渋谷区Q邸

先日プロジェクトが正式スタートした渋谷区Q邸のお客さまと、ご自宅インテリアに使うに相応しい素材や設備の研究をご一緒させて頂いております。

床材のフローリングについては、多少荒々しさが感じられる素材感や仕上げの凹凸があっても良いなどのイメージから、幾つかの種類を集めてみました。

踏み心地も確認なさりたいとのことで、ご自宅リビングのカーペットの上に並べて踏んで頂いた様子です。

こちらは、左官材のメーカーのフッコーが発売している新しい発想の壁仕上げハイテグラです。素焼きの特注タイルを張った上から、違う色の左官材をシゴいてゆくことで生まれる素材感あふれる表情を追求した仕上げです。

元々のお宅のリビングにも火は付けられませんが、マントルピースがありました。リノベーション後のリビングには実際に火を楽しめる設備が欲しいとのご依頼があったので、バイオエタノール暖炉のエコスマートファイアーのショールルームにご一緒しました。

お知り合いのお宅でも見たことがあるとのことで、テレビを設置する壁に採用なさりたいとのお話しになりました。先ほどのハイテグラで暖炉周りの壁を仕上げるのは良いのではとご提案しております。

すぐ近くのモルテーニの壁面収納にもご興味があるとのことで、イタリア製高級家具ブランドのモルテーニショールームにもご同行いたしました。

同じモルテーニグループが展開している超高級キッチンブランドのダダのショールームもご案内いたしました。

使われている素材感や色味はお好きだとのことで、素材サンプルも拝見させて貰いました。

ご主人さまと奥さまのテイストがいつも微妙に違っており、どちらのセンスをどこに使ってゆくかで、毎回頭を悩ませております(笑)。

お二人ともキッチンについてはこだわりがあるので、収納の工夫なども一通り説明して貰いました。

こちらは別日に伺ったイタリア製ガラス建具ブランドのリマデシオのショールームです。

壁面に使っている、この素材が好みだとのことを伺っていたので、担当スタッフの竹田さんと二人で拝見させて貰いました。ただ、残念ながらこの素材は提供できないとのことで、クローズアップの写真をお願いして撮らせて貰いました。

まだ、素材探求は続きます。
こちらは、青山の輸入インテリア素材会社のアノニモ・デザインが展開しているレザー張り壁材のStudioArt(ステュディオアート)です。

天然レザー(牛皮)をインテリア素材として活用するアイデアがユニークなだけでなく、多様な仕上げやサンプルがあるので、これはと思ったものを借りてゆきました。

ご自宅リビングのマントルピース周りに検討中の素材を並べてみた様子です。

暖炉横で、テレビを配置する壁はテレビを目立たせないために黒い仕上げ材を見たいとのことで、加工大理石サルバトーリや、黒漆喰の左官材なども集めています。

こちらは窓周りのブラインドで、僕らが愛用しているハンターダグラス社のシルエットシェードのサンプルです。日中と夜でどのように見えるのかを検討なさりたいとのことで、気になった色味のサンプルをお貸しすることになりました。

その後も、これはご興味を持って頂けるのではと思ったものを、幾度かのお打合せでご提案していったので…、

お貸ししているサンプル類も、どんどん増加中です!

キッチン&浴室ショールーム巡り@代々木上原I邸

代々木上原I邸

新年になってから正式にプロジェクトがスタートした代々木上原I邸のお客さまと一緒に、オーダーキッチンと浴室関連のショールーム巡りを致しました。

オーダーキッチンのクッチーナ代官山ショールーム見学

最初に伺ったのは、オーダーキッチンの代官山クッチーナショールームです。

I邸では、お料理はそれほどの頻度で作るわけではなく、サイズも小さくなりそうなので、コンパクトながら機能性があり、リビングダイニングのインテリアと合うキッチンになさりたいとのご要望でした。

オーダーキッチンのアムスタイルショールーム見学

クッチーナでは残念ながらIさまもご反応がありませんでした。その次に伺ったこちらアムスタイルさんでは、ショールームに入った途端にIさまの顔が明るくなって気にいって頂けそうな雰囲気でした。

オーダーキッチンのアムスタイルショールーム見学

天板とほぼフラットになるコンロの工夫や…、

オーダーキッチンのアムスタイルショールーム見学

シンク下に設けた引き出し式のごみ収納等、機能性を供え持ちながら、スマートに隠す工夫がされたスタイリッシュなアムスタイル流を気にいってくださったとのことで、僕らの担当の桑原さんの前で、キッチンはこちらに決めましたとのご判断を頂きました!

オーダーユニットバスの東京バスルーム白金台ショールーム見学

当初は、もう一つオーダーキッチンのショールームを回る予定でしたが、アムスタイルに決定とのことになったので、急遽白金台にあるオーダー浴室の東京バススタイルに電話をしてショールームを訪問致しました。
今回は在来工法になりそうなので、最近の浴室のシャープな入り口のデザインや大理石調のタイルや水栓などのトレンドを僕らの営業担当の和久田さんにレクチャーして貰いました。

カルデバイの鋼製浴槽見学

東京バスで紹介して貰ったドイツ製の鋼製ホーロー浴槽のカルデバイが気になるとのことでしたので、こちらもその場から電話で元麻布にあるTフォルム(大洋金物)のショールームを予約して、伺って参りました。

カルデバイの鋼製浴槽見学

浴槽の清潔な白さ、メンテナンスの良さ等をご説明したところ、こちらもとても気にいって頂けたようでした。
サイズは、これから図面を描きながら最適なサイズを決めてゆく流れとなりました。