Blog建築家が考える
プレミアムリフォーム・リノベーション

Architects think of Premium Reform & Renovation

高級マンションリフォーム・リノベーションの設計とデザインについて。
そのプロセスとノウハウを余すところなく公開しています。

ディッシュウォーマーの取り扱い説明

白金台E邸

お引渡し後の補修工事などでバタバタしていた白金台E邸ですが、ようやくお引越し直前に、各種設備の取り扱い説明と、こちら経由でお願いしていた家具の搬入をすることができました。

オーダーキッチンのモービリティーポの取り扱い説明

キッチンについては、オーダーキッチンをお願いしたモービリティーポの徳永さんが、ゆっくり時間を掛けて、シンクから食洗器、オーブンまで取り扱い説明をしてくれました。

オーダーキッチンのモービリティーポの取り扱い説明

ミーレのディッシュ・ウォーマーとスチームオーブンの説明中です。一般にディッシュ・ウォーマーというと、温かい料理を盛りつける為の食器を温めておく機器と考えられていますが、ミーレでは、グルメビルトイン・ウォーマーと称して、低温調理などの調理機器として、また時間差で食事をする家族のためにスープなどを温めた状態のまま保存できるビルトイン・ウォーマーとして、積極的に料理に活用できるようにアレンジされています。特に低温調理機としては、庫内がフラットで広いのが特徴で、ジプロックと真空バキュームポンプとお湯と低温調理機を使っての低温調理より、はるかに気軽に調理を楽しむことができるそうです。大皿のプリンや茶わん蒸しなどはディッシュウォーマーの得意技です。ほかのプロジェクトでのお話ですが、最近はオーブンは不要でもこのディッシュウォーマーだけをキッチンに組み込んだ事例などもあります。

オーダーキッチンのモービリティーポの取り扱い説明

食卓やリビングからちょうど壁の背面に隠れるトール収納には、電子レンジや炊飯器置き場、パントリー庫などの収納が複雑に組み合わされています。図面上では何度も確認して発注したものでしたが、改めてその収納量を確認してEさまの奥さまもとても喜んでくださっていました。

冷蔵庫横のウォーターサーバー設置

説明の最中でしたが、弊社スタッフの岩井さんと竹田さんが、冷蔵庫置き場の横にウォーターサーバーを設置してくれました。因みにサイズや利便性からお客さまが選んで下さったウォーターサーバーはアマダナのプレミアム・ウォーターでした。

オーダーキッチンのモービリティーポの取り扱い説明

一通りの説明が終わったところで、付属品の確認やアフターメンテナンスの条件などを説明してもらいました。

洗面所の取り扱い説明

洗面や浴室の水栓機器類、洗濯+乾燥機などの取り扱製説明はスタイル・イズ・スティル・リビングの齊藤さんが行ってくれました。

壁掛けテレビの位置調整

こちらはリビングのテレビの向きを変える方法を齊藤さんが奥さまに実地で説明してくれている様子です。

リビングに運び込まれた大きな荷物

それらの合間を縫って、こちら経由で発注をした家具類の搬入設置が始まりました。まず最初に来てもらったのはサァラ麻布のこの大物です…

サァラ麻布のコンソールの組み立て

中身は、先日サァラ麻布のショールームで選んだ、こちらのコンソールテーブルでした。

ミノッティのソファの組み立て@白金台E邸

次に届いたのは、ミノッティのソファです。

ミノッティのソファの組み立て設置@白金台E邸

組み立て式のものを選んでいるので、エレベーターを使って無理なく搬入ができたようです。僕らの担当者でおなじみの早坂さんが、搬入スタッフをテキパキと指示しながら組み立ててくれました。

タイム&スタイルのダイニングチェア搬入

その次がタイム&スタイルのダイニングチェアです。残念ながらモルテーニ(アルフレックス)でお願いしているダイニングテーブルは、この納期に間に合わず、しばらくは暫定的なダイニングテーブルで食事をして頂くことになっております。

ミノッティのソファとサァラ麻布のコンソールが入ったリビング

こちらがソファセットとコンソールが揃ったリビングの様子です。

ミノッティのソファが入ったリビング

反対側を見たソファと造作テレビボードとの関係です。

リビングのダミーカーテンと床敷きのラグのサンプル確認

家具搬入にタイミングを合わせて、ご主人さまもご自宅に戻ってきてくださったので、輸入カーテン屋のファブリスタから何枚か借りていたカーテンサンプルを窓際に持って、ベイカー@東京から借りていたトゥフェンキアンのラグのサンプルを床に敷いてみて頂きました。

リビングのダミーカーテンと床敷きのラグのサンプル確認

色々な角度や、座ったり立ったりしながら見て頂きましたが、なかなかピンとくるものがなかったようで、こちらについてはもう少し先のタイミングで改めて再検討することになりました。

ソファーとコンソールが入ったリビングダイニング

陰影に富んだシックな空間に仕上がったと、奥さまから褒めて頂きました。
明日からお引越しというギリギリのタイミングで、何とかここまで持ってゆくことが出来てホッとしております。

床大理石張り工事@元麻布ヒルズ

元麻布ヒルズA邸

元麻布ヒルズレジデンスのお宅のリフォームプロジェクトの現場で、廊下床の大理石張り工事が始まったとのことで、現地を確認しに行って参りました。

廊下床からの大理石がリビングまで伸びている

左奥に続いているのが玄関から続く廊下部分で、床の大理石を張っている職人さんが見えます。職人さんの正面の壁から、手前リビングダイニングに入ってきて左へ(こちらから見ると向かって右)と曲がってゆく壁も同じ大理石が壁に張られます。そこで、床の一部もボーダー状に大理石を張るデザインとすることになりました。
その手前でエコフルガードで養生されている部分はフローリング張りとなっています。

リビングの細いボーダー状の大理石床部分の目地を職人さんが詰めてくれています。

大理石と色を合わせて個室に入る塗装仕上げの建具を作る予定ですが、サンプルの大理石で色合わせしても意味がなかったので、日塗工の色サンプルを持ってゆき、現地に入った大理石と色合わせをしました。

こちらはしっかりカバーされていたフローリングの養生シートを現場監督さんの了解を得たうえで、ペロッと剥がしてみた写真です。手前の大理石・オデッサベージュ(アドヴァン)と奥に見えるフローリング・ノルドのモハベ色(ADワールド)の色味がうまくマッチしていることを確認することができました。
因みに、右手前で床に埋まっている機構は、建具用の埋め込み型のフロアヒンジの金物です。この周り、この上にも大理石が張られます。

大理石張りの床と壁のガラス袖壁埋め込み用チャンネル設置

廊下からリビングに入る部分には、今のフロアヒンジで吊ったレザー張りの建具と、袖のガラス壁が設置される予定です。壁や床、天井とそのガラス袖壁の取り合いのために、このようなステンレス製のチャンネル(コの字型金物)が埋め込まれています。

廊下から繋がっている来客用トイレの床にも同じ大理石が張られました。

プライベート空間の奥にある洗面・脱衣スペースの床には大理石調のタイルが張られていました。正面奥に見えるのが養生されている浴室への扉で、その扉を開けると…、

このような新しいおーだユニットバスが設置されていました。浴室も床のタイルは、手前の洗面脱衣室と合わせた色味としています。

引き戸枠とAV収納を一体化させる工夫

その他の工事も着々と進行しています。デザイン的には大きなカギとなる、リビングのTV収納と一体型に見えてくるキッチン入り口引き込み扉の枠が設置されていました。上枠はまだ切り口が見えていますが、同じサイズの枠が左手前のAV収納壁までずっと伸びてゆく予定です。

キッチン側から見た引き戸枠

同じ引き戸枠を、キッチンの内側から見た様子です。今回は内部のキッチンは触らない予定となっていますが、全く同じ形のまま枠だけをきれいに交換することが出来ていました。

元麻布ヒルズレジデンス_リフォーム工事現場

リビングダイニング空間は、それほど変わっていないように見えますが、折り上げ天井に間接照明用のアゴができており、正面奥のダイニング空間の壁には大理石張り用の下地が出来ています。そして床養生シートの下には施工が終わった大面積のフローリングが隠されています。

主寝室は、大きかった部屋の奥に大型ウォークイン・クローゼットを作るための壁が立っていました。折り上げ天井も新しい壁位置に合わせて改変されており、床下地も作り直されていました。

 

 

 

 

 

オーダーユニットバスとイタリア製大判タイル見学

駒沢X邸

ヴィンテージマンションリノベーションの駒沢X邸では、オーダーのユニットバスとシャワーユニットを各1台ずつ入れる予定となっており、いつもお願いしている東京バススタイルの白金台ショールームをXさまと一緒に訪問致しました。

オーダーユニットバスの東京バススタイル 白金ショールーム訪問

まずはオーダーユニットだと既製品のユニットバスとどのような違いがあるのかを、ショールームの実例を使って弊社担当の和久田さんが説明してくれています。

オーダーユニットバスの東京バススタイル 白金ショールーム訪問

水栓やシャワーなどには強いこだわりを持っていらっしゃらないと仰っていたXさまですが、日本製の水栓金物類からドイツ製のものまでカタログで簡単にご説明していると、やはり上質なものに惹かれてゆくとのことでした。

オーダーユニットバスの東京バススタイル 白金ショールーム訪問

東京バスにある豊富な実例写真を見せて貰いながら、ユニットバスのインテリアをご相談している様子です。

オーダーユニットバスの東京バススタイル 白金ショールーム訪問

ショールームに立てかけてある、大理石調の60センチ角の大判タイルには強い興味を持たれたようで、これらを張った場合に、どのくらい本物の大理石のように見えるのかをご質問してくださいました。
こちらで展示されているものはあくまでサンプルで、すぐ近くにある建材屋のコンフォートのショールームにはより多様な種類の大判タイルがあることをお話したところ、可能であれば見学に行きたいとのことでしたので、急遽スタッフの竹田さんから電話をして貰い、そのまま歩いてコンフォートまで行くことになりました。

イタリア製マラッツイタイル@コンフォート白金台ショールーム

電話でコンフォートの担当者の石井さんに何を見たいかを伝えておいたので、わずか20分ほどの間に、ショールームの床にイタリアのマラッツィ社の大理石調大判タイルを並べて準備をしてくれていました。ありがとうございます。

イタリア製マラッツイタイル@コンフォート白金台ショールーム

同じ柄や色味でも、ツヤの度合いが磨き(ラックス)かツヤ無し(マット)で表情が大分変ることなども確認して頂くことができました。

アメリカ製カーペットサンプル@コンフォート白金台ショールーム

ついでと言っては何ですが、コンフォートにはアメリカ製の色揃えが豊富な厚手のカーペットのサンプルも多数そろえているので、それらも拝見させて頂きました。僕らが良く使わせて貰っているマスランド社のキーウエストシリーズや、ファブリカ社のシェシリーズをサンプルカタログで発色性や触り心地をお客さまに確認して頂きました。

 

一般的な