「青山P邸」のアーカイブ

2号連続でのリノベーション対談@建築知識

ブログでの連絡が遅くなってしまいましたが、雑誌「建築知識」(エクスナレッジ社)にて、2号連続でリノベーション対談が掲載されました。

共通のテーマは「リノベーションが想像する過去のある未来」で、対談相手はTVの「劇的!ビフォー&アフター」でお馴染みの空間の交渉人こと、イン・ハウス建築計画の中西ヒロツグさんでした。

2017年2月号では、お客さまのご厚意で、青山P邸をお借りして対談させて頂き、タイトル写真も撮影して貰いました。

2017年3月号では、中西さんと共同で設計させて頂いた田園調布F邸の場所をお借りして、対談させて頂きました。F邸を訪問させて頂くのも、2年近く振りでしたが、お子さまたちも歓待してくれて、とても楽しい対談になりました。

対談の内容は、マンションリノベーションについては各務が、戸建てリノベーションについては中西さんが語るスタイルで、設備や構造、インテリア素材などについて、多岐にわたる内容となっています。写真で紹介している事例も、二人の設計事例が混じっていますが、色々なものが使われているので、是非本屋で手に取ってご覧ください。

こちらが、2号連続での連載になった建築知識の表紙です。3月号は「成功するリノベの法則」というタイトルで、リノベーションについての内容充実した特集記事もあるお役立ち本です。

 

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2017年02月22日 | 2号連続でのリノベーション対談@建築知識 はコメントを受け付けていません。 | トラックバックURL |

カテゴリ: マンションリフォーム マンションリノベーション 青山P邸

グレードアップ追加工事で更に高級感が増した青山P邸

リノベーション工事を進めてきた青山P邸ですが、当初考えていた設計通りに工事が完了したのですが、出来上がりを確認してくださったお客さまから、もう少し費用を追加すれば、どの位グレードアップが可能かとのお話があり、急遽追加工事をすることになりました。

こちらが第一次工事が完了した時点でのお客さま検査時の様子です。これだけでも十分にきれいでカッコ良い空間に仕上がっていると思っていたのですが…。

玄関ホールからダイニングに入った正面の壁が、単なる塗装壁だと大きな無垢感のあるテーブルが映えないのではとのことで、こちらの壁を大理石張りに変えることになりました。ボードの塗装壁では大理石は張れないので、壁の上から下地用の合板を張ってから大理石を張って貰いました。

また、玄関に入ってすぐ左に見える壁が塗装壁だったのですが、タタキに使ったものと同じ大理石を、こちらの壁にも張り伸ばすことにいたしました。

そうこうして、追加工事が終わって出来上がったのが、こちらの写真です。確かに、正面の壁を大理石で仕上げて、照明を追加したことで、華やかさが増しました。

先ほどの工事途中の写真と見比べると、グレードアップ感が良く判りますね。

玄関は、右奥に見える壁を大理石で仕上げただけでなく、この写真の左側の壁全体もチークの突板パネルを貼って、空間のグレードアップを図っています。

こちらが木製パネルを貼る前の玄関ホールと廊下の様子です。カラーガラスと大理石壁、そして奥に見えるタイル張り壁と奥へ奥へといざなうような空間が、これだけでも十分素敵だったのですが、更に高級感が演出できるようになりました。

一番奥の主寝室も、柱型奥のミニテーブルだけしかありませんでしたが、腰壁パネルを貼って、さらに柱型にも鏡を張って、ベッドを置いた時の様子が想像できるような設えに変えてみました。

専有使用権のある庭に張ったウッドデッキの様子です。こちらには、植栽を入れる予定となっていますが、まだプランターしか届いておりませんでした。右端には、エアコンの室外機を隠すカバーも出来上がっていました。

こちらはグレードアップ工事とは関係ありませんが、リビングのライブラリーコーナーの完成時の様子です。奥へとプライベート廊下が続いていますが、扉がありますので、その開閉でリビングの雰囲気がガラリと変わる工夫となっています。お篭り感を演出するために、ニッチの天井と書棚の奥の壁を同じ灰色で塗装しています。照明の縁を黒にしたのと、天井カセット式エアコンのフェイスも同じ色で吹付塗装して貰いました。
長らく工事が掛かりましたが、2段階のグレードアップ工事を経て、素晴らしい空間へと変貌を遂げてくれたと思っております!

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2016年12月16日 | グレードアップ追加工事で更に高級感が増した青山P邸 はコメントを受け付けていません。 | トラックバックURL |

カテゴリ: 青山P邸

造作キッチン&造作家具の組立て設置@青山M邸

青山P邸の現場で、造作キッチンの組立てが始まっています。

通常のリフォーム&リノベーション工事では、キッチンはオーダーキッチン屋さんにお願いするか、既成キッチンを造作家具に組み込むスタイルを採用することが多いのですが、今回の工事では施工をお願いしているスタイル・イズ・スティル・リビングさんが良くお願いしている造作家具屋さんがきちんとしたキッチンも作ることができるとのことで、お願いすることになったのです。

人造大理石のシーザーストーンのカウンターに、塗装や突板仕上げの扉材を組み合わせた、本格的なキッチンですが、手慣れた職人さんたちによって、どんどん組み立てられてゆきます。

ガスレンジの奥には、室内型の給湯器が設置される箱が設置され、

灰色と白の塗装で塗り分けられたL字型調理カウンターの上には、ウォールナット突板の吊戸が設置されてゆきました。

リビングダイニングに沢山置かれていた箱類が2日間の間に見る間に組み立てられてゆく様は圧巻でした。この写真の右側には読書ベンチ横の飾り棚も設置されています。

まだ、中央のアイランドカウンターがありませんが、機器類を除いて、ほぼ全容が組み上がった様子です。

その他の造作家具も組立て設置が進んでいます。ダイニングの横の読書ベンチはカウンターと飾り棚が組み込まれました。壁付けの可愛らしい読書灯も既についていますね。ベンチの天板は跳ね上げ式で、内部に子どものおもちゃ等をいれる収納となっています。

リビングのニッチのライブラリーコーナーも書棚が組み上がってきました。

本棚の一部が壁に組み込まれたり、コーナーの納まりを工夫していたりと、簡単ではない造作本棚ですが、とてもきれいに組まれていました。

こちらは家族用のトイレの手洗いカウンターです。ウォールナットのキャビネットと人造大理石のカウンターがデザイン的にもマッチして、シックな空間に仕上がりそうです。

造作家具ではありませんが、玄関のシューズイン・クローゼット(SIC)の壁のカラーガラスも張られています。それまでの無愛想な壁が、ツヤ感のある高級な壁に変身しました。

こちらはダイニングから玄関ホールとSIC側を見返した写真です。大理石やガラスとパネル張りのクロス壁の組み合わせがきれいです。

プライベート廊下のクロスパネル壁もほぼ出来上がってきました。パネルのリズムに合わせて天井のダウンライト照明が設置さています。

廊下の突き当たりのカラーガラスも張られています。廊下が長い場合は、突き当りをどのようにデザインするか迷いますが、カラーガラスは品が良くて大成功です。突き当り左手は主寝室となっています。
造作キッチンと造作家具が組み終わると、ほぼ工事の終わりとなるのですが、追加で壁に大理石や突板を貼ることになったので、完成にはまだ少し時間が掛かりそうです。

 

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2016年11月18日 | 造作キッチン&造作家具の組立て設置@青山M邸 はコメントを受け付けていません。 | トラックバックURL |

カテゴリ: マンションリノベーション 青山P邸

大理石&大理石調タイルの使い分けについて

青山P邸の工事現場では、大理石と大理石調タイルを張る作業が始まっています。

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玄関ホールとダイニングの間にある壁には、グリジオ・ビリエミという大理石が貼られています。右手側に縦に一本スリットが入っているのが見えますが、そこはステンレスのコの字型の金物が入っており、後日ガラスが取り付けられる予定です。

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こちら廊下突き当りの壁は大理石調のタイルです。アドヴァンのイマルミ・グリジオという600角のタイルです。

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玄関からの廊下がここで突き当たって、右へと曲がるとプライベート廊下へと変わってゆきますが、その結節点に当たる部分にこのタイルが貼られています。

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洗面所と浴室には、やはりミネラルDリビング(アドヴァン)という大理石調タイルを使っています。

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タイル張り作業を接近してみた写真です。タイルの目地幅が均一になるように、このような十字型の黒いスペーサーを挟んで張ってゆくのです。本物の大理石を壁に貼る場合は、「眠り目地」といって目地幅をゼロにすることが可能ですが、硬くてその分脆いタイルでは、最低でも2ミリほどの目地が必要になってくるのです。因みに、床の場合は特にマンションでは二重床となると、人の荷重で揺れるので、大理石でも眠り目地はできません。

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キッチンのガスレンジ正面に当たる壁は大理石調タイル張りで、

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キッチン床は本物の大理石張りです。

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玄関床の本物の大判大理石張りで、

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そことフラットに繋がった通り抜け型シューズインクロゼットのタタキ部分にも大理石を貼って貰っています。

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来客用トイレの床と壁も大理石張りとしています。

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本物の大理石が手前に張られていて、奥に大理石調タイルが貼られている様子です。
やはり色味や柄などに由来する迫力は、真正の大理石の方が迫力があります。ただ、石の厚みや貼る職人さんの手間、費用などを考えると、どこもかしこも大理石という訳にはいかないのです。その時に、奥の方に見える壁や水が掛かるような壁(本物の大理石は水が染みこむので、洗面やキッチンに使う場合は十分は撥水加工が必要になるのです)には注意が必要なので、そんな部分に大理石調タイルを使うことで、上手くメリハリを出すようにしています。
また、部屋に入ってすぐの部分などで、目につきやすい個所や間近でテクスチャーが見えるような場所にはなるべく本物の大理石を使い、ちょっと離れた場所や頻繁に水拭きするような個所には大理石調タイルと使い分けるようにしています。

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3日後には、大理石壁にガラスの袖壁が取り付けられていました。職人さんが間違って突っ込まないように、養生テープがバッテン状に張られています。職人さんがちょうどガラスを固定するためのコーキングを打っている最中でした。やはり本物の大理石は光が当たると特にきれいに見えます。

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ガラスコーキング作業を反対側のダイニング側から見返した様子です。

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先ほどタイルが先行して貼られていた洗面脱衣室には、ダブルボウルのシングが乗る洗面カウンターが設置されていました。その上部にタイルが貼られていないのは…

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こちらで調整中のメディスンキャビネットが取り付けられるからです。両側には鏡付きの扉の収納キャビネットで、中央にはチーク突板の飾り棚が付いたちょっとおしゃれな構成としています。

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来客用トイレにはウォールナット突板張りの手洗いカウンターが設置され、

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SICには大容量の靴収納棚が設置されました。

 

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2016年11月01日 | 大理石&大理石調タイルの使い分けについて はコメントを受け付けていません。 | トラックバックURL |

カテゴリ: マンションリノベーション 青山P邸

塗装下地のパテ処理の重要性について 

青山P邸の現場では、壁と天井が塗装仕上げなので、その下地作りでパテ処理が行われています。

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こちらはダイニングの天井のパテ処理状況ですが、中央に黒くスリットが入っているのが照明ボックスです。木製のボックスを天井とフラットになるように埋め込んで、周囲の石膏ボードとの継ぎ目をパテ処理してゆきます。

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170平米と広いマンションなので、奥の部屋から順序立ててパテ処理をしているので、こちらリビングダイニングはまだ一度目のパテ処理最中です。最初は、石膏ボードを固定しているビスの頭部分をパテで埋め、ボードの継ぎ目(ジョイント)は寒冷紗を貼ったあとでつぶしてゆきます。

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こちらはパテ処理が先行して行われている奥のプライベート廊下と個室部分です。ビスとジョイントを埋めた後、二度目のパテでより幅広く処理範囲を広げている様子が判りますね。

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廊下に面した個室の建具周りは、さらにパテ処理が進んで、ほぼ総パテ(全面パテ塗り)状態まで行っています。総パテまでする職人さんは少なくなってきていますが、ここまで進むと、すでに塗装されたような状態に見えてきます。

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これはリビングの一角に作っている書庫コーナーの天井ディテールです。目地の個所で、塗装色を塗り分けるので、プラスチック製の目地を入れて貰っています。塗装用パテ処理では、このボードとプラスチックの継ぎ目もパテで一体化させてゆくのです。

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これがリビング側からみた書庫コーナーです。ニッチ状に凹んだ箇所に本棚が組み込まれきます。塗装で仕上げるメリットは、天井や壁が一体感を持つことだと思っています。両者がシームレスに繋がることで、空間性を強く感じることができるのですが、その際にどれだけ丁寧にパテ処理したかで、後々ヒビが入ってくる度合いが違ってくるのです。

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こちらはまだボード張り後何もされていない玄関ホールです。壁と天井に細いスリットが入っていますが、ガラスの袖壁を嵌め込むC型チャンネルが埋め込まれた状態です。

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玄関框と姿見の鏡が貼られる凹みと木製幅木の取り合いディテールです。こういった異種素材が出会った箇所は良い丁寧に考えてゆくことで、空間の一体感が強まると思っています。

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こちらは浴室のステンレス枠とタイル張りの枠の取り合いです。白いシールで保護された部分は鏡面仕上げのステンレスで、そこに突きつける形でタイルが貼られる予定です。
塗装下地のパテ処理や、細かいディテールの組立てと目立たない工程が続きますが、この過程をどれだけ丁寧に進めるかで全体の仕上がり感のグレードが決まってくるので、本当に大切なプロセスだと思っています。

 

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2016年10月14日 | 塗装下地のパテ処理の重要性について  はコメントを受け付けていません。 | トラックバックURL |

カテゴリ: マンションリノベーション 青山P邸

家族用内玄関(通り抜けSIC)のある青山P邸

青山P邸リノベーション工事の現場が進んでいます。

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現場の打ち合せテーブルで打合せ中のスタイル・イズ・スティル・リビングの齋藤さんとうちのスタッフの竹田さんです。マンション1階部分ですが、庭の樹木越しに差し込んでくる自然光がきれいな空間です。

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床フローリングは完全に養生されてしまいましたが、リビングダイニング部分のボード張りは、ほぼ終わっています。

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玄関から廊下へと続く部分の天井はまだ仕上がっていませんが、カラーガラスやタイル、大理石を張る下地はきちんと作られていました。玄関タタキ部分の床が黒く見えますが…

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大理石を貼るための下地モルタルが塗られたばかりでした。変形の玄関タタキに見えますが、実は来客用の玄関ホールと、家族や子供が普段使う家族用玄関を分けているのです。

青山P邸玄関スケッチ

こちらも平面図を見て頂くと判りやすいのですが、緑色が大人と来客用の動線で、紫色が家族と子どもの動線になります。通り抜けSICとある場所が家族用内玄関で、大きなシューズ・イン・クローゼットとコート掛けに沓脱スペースが合わさった空間となっています。

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こちらは来客用トイレの内部です。排水管の設置位置が床下のコンクリート段差で決まってしまっているので、トイレの背面から排水管を抜いて、壁を廻して洗面カウンター下まで延長する計画となっています。

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こちらは後日ですが、玄関ホールの天井ボードも張られました。正面左側が来客用トイレボックスとなっていますが、その手前を左に曲がると…

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このようにリビングへとアプローチできる動線となっています。来客用トイレボックスの壁に金属の見切り線が入っていますが、こちらには両袖までガラスの扉が取りつく予定で、その壁はグリジオ・ビリエミの大理石が貼られることになっています。

青山P邸玄関詳細スケッチ

この玄関ホール廻りには、多種多様な仕上げ材が混在して、その収まりが複雑なので、このようなディテールスケッチを竹田さんが書いて、SISLの齋藤さんと打ち合わせをしてくれました。

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平面だけでなく、立面的にも幅木が壁とフラットに収まったり、

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更にそこに引き込み扉が入ってきたりと、仕上がりをきれいに見せるために、細かい納まりをお願いしています。

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この日には、大工さんが取り付けてくれる主寝室の書斎テーブルもきちんと取り付けられていました。

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ちょうどこの日に現地に寄ってくださったお客さまのPさまと庭のウッドデッキとフェンスをどうするかの打ち合わせをさせて頂きました。見えにくいですが、外の樹木の足元にスノコ状の板が立て掛けられていますが、こちらは現場で用意してくれたフェンスを目隠しするための板のデザインです。残念ながら不採用となってしまいましたが、現場で作ってくれたことで判断ができて、とても助かりました。

青山P邸キッチン図

後は、以前にSISLがメールで送ってくれていたキッチンや家具等の制作図のチェックバックした箇所についても、打ち合わせをさせて貰いました。

 

 

 

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2016年10月03日 | 家族用内玄関(通り抜けSIC)のある青山P邸 はコメントを受け付けていません。 | トラックバックURL |

カテゴリ: マンションリノベーション 青山P邸