「横浜A邸」のアーカイブ

造作家具屋に作って貰ったオーダーキッチンの組立て@横浜A邸

横浜市西区の高級マンションリノベーションプロジェクト、横浜A邸の現場で、オーダーの造作キッチンの組立てが始まりました。

かつてダイニングキッチンだったお部屋で、キッチンとダイニングのレイアウトを完全に反転させて、窓際に明るく開放的なキッチンを持ってきています。

基本はU字型なのですが、背面に冷蔵庫と家電置き場があり、さらにダイニングへもカウンターが伸びているという大型キッチンとなっています。収納量を確保するための吊戸棚は壁側にあるだけなので、とにかく開放的で明るいことが特徴の台所になっています。

職人さん二人が作業している奥の空間が、冷蔵庫置き場と家電収納となっています。ちょうどこの部分はダイニング側からは、柱の陰で隠れる位置関係となっています。

こちらがキッチン全容が判る制作図で、上が平面図で下が展開図となっています。造作家具屋で作って貰うキッチンは、ショールームがあるオーダーキッチン屋さんとは違って、実物を見ながら使い勝手を確認しながらオーダーすることができないので、その分キッチンや造作家具の専門的な知識や納まりを理解した設計者のチェックが重要になってきます。

こちらが、これから組み込んでゆくキッチンの設備機器類です。ミーレの60センチ幅の食洗機やリンナイのデリシア・グリレと大型のガスオーブン等です。

これらがキャビネットの箱に取り付けてゆく扉類で、オークの染色塗装とチーク板目、5分ツヤの塗装2色と4種類の扉材を用途に応じて使い分けてみました。

今回キッチンは、昨年に完成した青山P邸の工務店から紹介された造作家具屋のアルノさんにお願いしています。工場が埼玉と横浜に2か所あるので、今回は横浜の工場で作ってくれたようです。
アルノさんには、キッチンと一体で見えてくる、この立てかけてある扉と柱型をカバーする羽目板まで一緒に作って貰っています。

 

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2017年04月05日 | 造作家具屋に作って貰ったオーダーキッチンの組立て@横浜A邸 はコメントを受け付けていません。 | トラックバックURL |

カテゴリ: マンションリノベーション 横浜A邸

造作工事@横浜A邸

横浜A邸の造作工事が進んできました。

玄関ホールの既存の靴収納は活かしながら、壁との連続性を考えて、扉と壁に同じダイノックシートを張って一つの面として繋げてゆく予定です。

靴収納下の隙間分は空けたままで、壁も下部にそのラインと通して、角を曲がったところにもその線が伸びて、テレビを置くAV収納へと繋がってゆくデザインとなっています。細かく壁の仕上げ線は出たり入ったりする設計を、丁寧に細かく施工してくれています。

途中にスチール製の建具が入りますが、このスケッチのように靴収納の下の隙間のラインが、折れ曲がりながらリビングTVボードのラインへと流れてゆきます。

反対側の壁は、大理石のトラバーチン張りとなる予定ですが、奥まったキッチンから玄関の人の出入りが見えるように、腰高の細長い窓を設置しています。鉄のフレームでできたFIX(嵌め殺し)の窓で、トラバーチンの割り付けラインと合せてもらっています。

リビングの折り上げ天井には、オークの羽目板を張っています。基本は横張りですが、継ぎ目の個所に縦張りを混ぜた、朝鮮張り(ちょうせんばり)と呼ばれる張り方としています。奥のアゴ部分には間接照明を入れて、きれいな木目が浮かび上がってくれるハズです。

リビングもダイニングにも床暖房が入りますが、こちらはダイニングの床で、床暖房パネルを設置する箇所だけ、下地が凹んでみえます(実際は張らない部分にダミーのベニヤを張っているので、凹んで見えるのです)。

ダイニングの天井には、僕らが得意としている掘り込みのボックスを入れて、そこにトラックライトを入れる照明ボックスを入れて貰いました。

既存の浴室を活かしていますが、樹脂製の扉が素っ気なかったので、扉を外して、既存枠にステンレス鏡面仕上げの枠を嵌めて、透明感が感じられる仕様へと変更しています。

ステンレス枠に強化ガラスが取りつくと、このように高級ホテルのような仕上げへと変身するのです。

 

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2017年03月24日 | 造作工事@横浜A邸 はコメントを受け付けていません。 | トラックバックURL |

カテゴリ: マンションリノベーション 横浜A邸

金物工場にて鋼製建具製作の見学

埼玉県草加市にある金物加工工場に、横浜A邸でお願いしてる特注鋼製建具の制作現場を見学に行ってきました。

大きな工場に、見たこともない大型機械が幾つも並んでいて、それら見ているだけで、ワクワクして参ります。毎回、僕らがデザインしてる特注取っ手や特殊なスチールサッシを作る際にはこちらのS工業さんにお願いしており、現場で打合せの度に工場見学をさせて欲し いとお願いしておりました。ちょうど横浜A邸の鋼製建具を作り始めているとのことで、このタイミングで念願の見学となりました。

まずは工場にある大型機械がどのようなもので、どう使うかをザッと説明して貰いました。
こちらがベンダー加工機です。V型の金型の上に金属板を乗せて、上から220トンもの強力な圧力で金型を押して、任意の角度に曲げ加工できるというスグレモノです。

押し付ける側の金型は多様な種類があり、それらを上手く組み合わせて順に金属板を曲げてゆくことで、複雑な形のものを作ることができるそうです。

試しに、一般的なボンデ鋼板を直角に曲げて貰いました。微妙な圧力の調整で、このようにきれいに角度を作り上げることができます。他にも上下の刃のせん断作用で金属板を切断できるシャーリング加工機や、鋼板にV字型の溝を掘るプレーナー加工機なども実演して貰いました。

あまり他の作業を見せて貰っていると、それだけで半日ほど掛かってしまいそうだったので、早々に作りかけの鋼製建具の組立てを見学させて貰いました。

赤い骨組みの上に置かれているのが組立て途中のスチール製建具です。

事前にカットした部品を、このように溶接で一つずつを組合せてゆきます。

溶接にも幾種類かの方法がありますが、ここではアルゴン溶接のTIG(チグ)溶接を使っていました。不活性化ガスのアルゴンガスを使って、高温で母材を溶かして溶接してゆくので、溶接カスが出ないので、きれいに仕上がるそうです。

フラットバーの片側から溶接を掛けると、その熱で直線だったフラットバーがかなり歪み(ひずみ)ます。溶接とは常に歪みとの戦いで、どんなに機械で自動加工かされても、ひずみの矯正は職人の勘でしか対応できないそうです。
その歪みの矯正とは、溶接した箇所のちょうど反対側から、同じ長さで溶接をして熱を加えて、反対側に曲げることで、結果的に直線状に戻るという原理を使っているそうです。

溶接痕が残っていては、焼き付け塗装が上手く乗らないので、このようにサンダーできれいに均してゆきます。一か所溶接しては、反対側から溶接をして歪みを直すという地道な作業をしながらゆっくり組立てが進んでゆくという算段です。

これは僕らがよく作った貰っている箱型の特注取っ手です。

焼き付け塗装を施して、突板の建具と組み合わせると、このようなデザインに仕上がるものです。

窓際に置かれている細いフレームも全て、今回お願いしているスチール建具のための部品です。

今回は突板とガラスを組合せたデザインとしていますが、ガラスを入れる部分の押し縁(オシブチ)がこれらの部品の正体です。これらも溶接すると歪むので、その反対側から熱入れをして歪みを補正するという気の遠い作業を繰り返して作られた部品です。

他にも、フロアヒンジのピボット部品を埋め込む箇所の凹み加工をしたフレームだったり、

突板パネルの中央に金属の目地棒を通すデザインとしていますが、その目地棒部品です。

こちらはS工業さんが描いてくれたスチールサッシ制作図ですが、このようなディテールで、

このようなデザインの建具+ガラス製袖壁が近日中に出来上がる予定です。

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2017年03月17日 | 金物工場にて鋼製建具製作の見学 はコメントを受け付けていません。 | トラックバックURL |

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横浜A邸の仕上げ素材研究と解体工事

以前、新しいプロジェクトとしてブログでご紹介した横浜A邸ですが、先日工事契約まで結ぶことができて、着工となりました。

横浜エリアでナンバーワンとも言われている高級マンションに似つかわしいインテリア・リフォームをとのお客さまからのご要望でしたので、どのような素材と色味を使ってゆけば良さそうかを、まずは事務所にて担当スタッフの前田君と研究致しました。

こちらが、お客さまに最終的にご提案した仕上げ素材のサンプル群です。大理石のトラバーチンとオーク複層フローリングといったベーシックな素材を基調として、そこにチークや染色のオーク材、タイルやカラーガラスを使った、シックなインテリアで進むことになりました。

工事契約の内容を、工事をお願いすることになったリフォームキューの森井さんと坂本さんが、お客さまに説明してくれている様子です。今回は、不動産を紹介してくれた仲介の不動産屋さんお勧めのリフォーム会社とリフォームキューの相見積でしたが、リフォームキューの方がリーズナブルな見積りを作ってくれたので、またまたこのお二人にお願いすることになりました。

相見積を調整している時間で図面もきちんとできていたので、工事契約後1か月後には無事着工となり、すぐにこのようなセミスケルトン状態(今回は天井はあまり大きく弄らないので、解体はしておりません)になりました。

リビングから玄関ホールとダイニング&キッチンを見返したアングルの写真です。

元々造作収納はそれなりに用意されているお宅でしたので、壁付け造り付け家具はなるべく活かして、ただ扉だけはメラミンで安っぽい作りでしたので、ダイノックシート張りで部屋全体のインテリア雰囲気と合せる方針で計画を進めています。

キッチン&ダイニング側からリビングを見返した写真です。二つの空間の間には構造柱があるので、それをどのようにデザインで取り込んでゆくかは一つの課題となっています。かつてはダイニング上にあった折り上げ天井は、わざと天井を落としてフラットな仕上げとする予定です。

こちらは解体が終わって、一週間後に現場を再訪した時の様子です。先回横浜伊勢山Y邸の工事をお願いした際にも頑張ってくれた大工の上野さんが中心になって、天井のボード張りや壁下地作りが始まっていました。

大理石トラバーチン張りの壁は、壁の端部が細いと、如何にも張り物に見えて安っぽくなってしまいそうでしたので、壁厚をフカして、壁端部にもトラバーチンを廻しこんでもらう予定です。正面少し右側に見えている壁の厚みがそれです。

色々な素材が入り込んでくる、複雑なデザインとなっているので、どこで素材を見切って、素材同士がぶつかる個所を整理してゆくかは、施工側も大いに悩んでくれているようでした。

リフォーム前は不自然な床の出っ張りがあった来客用トイレでしたが、床下地から作り直してもらったところ、床段差なしできれいに納めることができそうでした。

当初はいじらない予定だった洗面所ですが、工事途中をお客さまのAさまをご案内したところ、やはり以前のままでは他と比較してチープに見えそうだとのことで、洗面台の箱は残して、手洗いカウンターの交換や、洗濯機置き場の作り直し、床塩ビタイルと壁天井のクロスも張り替えることになりました。

 

 

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2017年03月06日 | 横浜A邸の仕上げ素材研究と解体工事 はコメントを受け付けていません。 | トラックバックURL |

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新規プロジェクト-2 横浜A邸

先日ご紹介した白金台H邸に続き、新年になってから始まった新規プロジェクトの第二弾です。

横浜市のお仕事が続いていますが、こちらも横浜市で175平米の広いお部屋のリノベーション計画です。

広いリビングの横に広いダイニングキッチンがありますが、玄関からこのダイニングに行くには、リビングの中を突っ切るかキッチン裏を大きく回り込んでしか辿り付けないという、何とも不思議な動線計画となっています。今回の現場は、現在工事が進んでいる横浜伊勢山Y邸からの近いので、そちらで施工をお願いしているリフォームキューの森井さんと坂本さんのチームで現地調査に立ち会って貰っています。

大型キッチンで、これ自体の使い勝手は悪くないのですが、家族がダイニングから自分の部屋に戻るには、このキッチンを通り抜けないといけないという、何とも不便な作りなので、大胆なレイアウト変更が必要になると思っています。

こちらがお客さまにご提案中のキッチンとダイニングのレイアウト変更リフォーム案です。左上が既存の平面図で、通り抜けが容易なダイニングスペースで、その横に大きくて料理を楽しめるキッチンを設けるイメージで案を作ってみました。

玄関ホールはとても広いのですが、そこに二面に鏡が貼られており、ちょっと異界(?)に入り込んだような錯覚を覚えるような空間でした。

一番不思議だったのが、この通り抜け型のクローゼットでした。元の間取りから、以前の持ち主さまリフォームをしたことで、このような不思議な段違い平行棒のようになってしまったようでした。廊下からも寝室からも使える二面使いのクローゼットを意識したのだと思いますが、実際には使いにくい場所が生まれているように見受けられました。

こちらは別日で、現地を再訪問した時の様子です。リフォームキューの森井さんと坂本さんに加えて、工事をすることになれば現場監督もお願いすることになりそうな織田さん、それにキッチンの造作キッチンをお願いしようと考えているアルノの鵜飼さんにも現地に来てもらいました。弊社スタッフの前田君と打ち合わせをして貰っています。

造作キッチンと建具や壁、さらには設備が細かく絡んでくる重要なポイントですので、全ての役者を揃えたうえでお打ち合わせをお願いしました。

その他、玄関回りの特集鉄製サッシや、造作家具の打ち合せを進めて貰いました。これから見積もり、そして工事へと進んでゆきますが、また出来上がりが楽しみな計画になりそうです。

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2017年02月01日 | 新規プロジェクト-2 横浜A邸 はコメントを受け付けていません。 | トラックバックURL |

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